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【千葉】

ニセ電話詐欺 県警認知1517件、過去最多

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 二〇一七年に県警が認知したニセ電話詐欺の件数が千五百十七件と、過去最多になったことが県警のまとめで分かった。被害総額は前年より約二千六百万円増え、約二十三億六千万円に上った。県内の銀行は、高齢者のATM利用に制限を設けるなどして被害を防ごうと懸命だが、詐欺の手口は変化しており、犯人側との「いたちごっこ」が続く。

 県警捜査二課によると、一七年に多かった事件の特徴は、警察官や銀行員らを装って銀行の暗証番号を聞き出し、言葉巧みにキャッシュカードをだまし取って現金を引き出す手口。認知件数は全体の約36%の五百三十九件に上り、被害総額は約七億二千四百万円だった。

 一六年に四百八十一件と最も認知件数が多かった、市職員らをかたって「保険料の還付がある」などとだます還付金型詐欺は百九十件となり、大幅に減少した。被害者をATMまで誘導して現金を振り込ませる還付金型詐欺が減少したのは、銀行などの金融機関による水際対策の強化が背景にある。

 県警によると、銀行職員らが一七年に利用者に声掛けをして被害を防いだ件数は千五百六件と過去最多。約十六億四千四百万円分の被害を防いだ。

 県内の五つの信用金庫や千葉銀行、千葉興業銀行は一七年から、七十歳以上の利用者にATMでの振り込み制限を実施している。今月五日からは、京葉銀行が七十歳以上の利用者で過去三年間、キャッシュカードでの振り込み実績がない人についてATMでの振り込みを制限した。

 また、ニセ電話詐欺の犯人グループは、だまし取ったキャッシュカードを使い近くのコンビニエンスストアのATMで現金を引き出すことが多いことから、京葉銀行は、七十五歳以上の利用者に同行以外のATMでの引き出しに限度額を設けた。 (黒籔香織)

 

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