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【千葉】

読み聞かせ上手な先生に 敬愛短大保育コース 4月から養成講座

改修したメディアセンターのイメージ

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 絵本の読み聞かせが上手な保育・幼稚園の先生になってもらおうと、千葉敬愛短期大学(佐倉市)は四月から養成講座を保育コースの教育課程の中に開設する。二〇一九年度から養成制度「認定絵本士」が導入されるのを前に、同短大が全国に先駆けて講座を試験的にスタートさせる。 (村上豊)

 絵本の資格では、読み聞かせ会の企画や読み手の指導をするスペシャリストを認定する「絵本専門士」が、一四年に始まった。実務経験三年以上の図書館司書や保育士が対象で、国立青少年教育振興機構が運営する。

 認定絵本士はその下部資格の位置付けで、同機構が事務局を務める。地域や職場で絵本の魅力や活用法を伝え、読書活動を充実させる役割を担う。取得すれば絵本専門士へのステップアップがしやすくなる。講座は、同短大と大阪樟蔭女子大学(東大阪市)の二校が最初に始める。

 千葉敬愛短大では、認定絵本士の取得に必要な五十時間ほどの講座を二年間の授業の中で受講できるようにする。学生は抑揚や間合い、訴えかける力といった読み聞かせスキルのほか、おはなし会の手法や子供の発達段階に応じた本の選び方を学ぶ。保育コースは定員百七十五人で、講座は希望する学生が選択する。

 同短大によると、幼児教育の現場では、待機児童問題による施設の拡充とともに、教育の質の向上を求める声が高まっている。トランポリンや跳び箱で運動能力を向上させる指導と、将来的な読書につながる絵本の読み聞かせのスキルを先生に求める保護者が多いという。

 明石要一学長は「絵本の読み聞かせは、子供にとって人の心を理解するのに重要で、図書館で活動が盛んになっている。子供だけでなく、社会福祉施設の障害者や高齢者にとっても役立つ」と話し、講座を受けた卒業生が県内の各所で活躍するのを期待する。

 読み聞かせ実習の場所を確保するため、図書設備のメディアセンターを文部科学省の補助金二千五百万円で四月からリニューアル。ラグマット(敷物)の上で絵本に親しめるスペースを作り、予約すれば一般利用できるようにする。

 

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