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【千葉】

成田空港機能強化案受け入れ 横芝光町、結論先送り

大勢の町民が詰め掛けた成田空港の機能強化案に関する住民説明会=2月28日、横芝光町で

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 成田空港機能強化の見直し案を巡り、横芝光町の佐藤晴彦町長は2日、国や成田国際空港会社(NAA)などから先月示された見直し案について、町議会全員協議会で対応を協議した。会合は非公開。終了後、佐藤町長は「条件付き賛成だが、運用時間に納得していない町民の意見を尊重したい」と述べ、現時点で合意しない意向を明らかにした。 (小沢伸介)

 町内は、機能強化案で示されたC滑走路の新設に伴い、騒音対策区域が大幅に拡大する。住民の間では騒音に対する不安や懸念が大きい。

 国とNAAは二月十九日、飛行禁止時間を空港全体で現在の七時間から四時間半に短縮するものの、滑走路ごとに運用時間をずらす「スライド運用」で、七時間の静穏時間を維持すると説明。寝室への内窓設置など防音工事の対象を広げるとしていた。

 横芝光町では三月一日まで二日間にわたり、これらの案に関する住民説明会が開かれた。

 「少子高齢化が進む中でもこの地域には空港がある。空港を生かして住んでいられる、子育てできる町であってほしい」。子育て世代の女性のこんな発言に会場から拍手が沸いた。「第三(C)滑走路は雇用拡大などさまざまな恩恵に生かされ、今後の町づくりに貢献してくれると思っている」と期待する声もあった。

 これに対し、「町が大きな犠牲を払い、成田空港の発展のみを考えた案。なぜ賛成の意見を言えるのか分からない」と苦言を呈する男性や、「若い人はみんな賛成しているわけではない。若い世代でもうるさい生活は望んでいない」と反発する女性もいた。

 町の航空機騒音等対策協議会の委員を名乗る男性は「個人の意見や地区の意見を、うまくまとめられない状況にある」と述べ、結論を急がないよう求めていた。

 

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