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【千葉】

スズキで船橋発信 水揚げ日本一「味堪能して」

スズキの加工商品を手にする大野和彦社長(中央)。箱詰めのパッケージの図柄(右)には浮世絵をあしらった=船橋市で

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 東京湾で取れたスズキを3種類の調理法で味わえる加工商品の製造販売を、船橋市内の会社が始めた。船橋は「スズキの水揚げ日本一」を誇ることから、2020年の東京五輪・パラリンピックを視野に、「来日外国人にその味を堪能してもらい、船橋を海外に発信する」のが狙いという。 (保母哲)

 スズキの加工販売を始めたのは同市港町の「海光物産」(大野和彦社長)。商品は「江戸前すずきの香り焼き三昧(ざんまい)」で、五〜十月の旬に水揚げしたスズキの切り身を西京漬け、酒粕(さけかす)漬け、寒風干しの三種類に加工、一切れずつ真空包装した。二枚ずつ箱詰めして販売し、価格は一箱三千二百四十円(税込み)。

 同社は、瞬時にスズキの血抜きと神経抜きをする活(い)け締めの技術「瞬〆(しゅんじめ)」を手掛けており、一五年には「江戸前船橋瞬〆すずき」として千葉ブランド水産物に認定された。今回開発した商品は、市のふるさと納税の返礼品にもなった。同社のホームページや、船橋漁協の直営店「三番瀬みなとや」(同市日の出)で販売する。

 市によると、船橋漁港の一六年度のスズキ類の水揚げ量は、まき網漁業が約三百五十トン、底曳(び)き網漁業が約二百八十トンだった。

 大野社長(58)は、東京五輪に向けた船橋のPRや漁業の観光化とともに、「持続可能な漁業」を掲げる。同社では独自の資源管理計画の作成や、トレーサビリティー(生産流通履歴)の明確化に向けた活動にも力を入れており、大野社長は「江戸時代から続く江戸前ブランドを、百年後も残せるようにしたい」と話し、今後も加工商品の開発などを続けていくという。

 

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