東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

「家も家族も無事 奇跡」 防災講話 大学生、被災経験など語る

プロジェクトの仲間とともに防災講話の準備をする大木さん(右端)

写真

 「親の迎えで家に帰った時、玄関の数センチ手前で津波が止まっていた。家も家族も無事だったのは奇跡」。旭市津波避難訓練の防災講話で、「トリプルアイプロジェクト」代表の大学四年大木沙織さん(22)が、飯岡中学校時代の被災経験や団体設立の経緯を語った。

 進学先の神奈川県内の大学では旭市が被災地として認知されておらず、悲しみを感じると同時に伝承の大切さを痛感した。「地元を離れて気付き、多くを学んだ私たちが、地元のために活動することが大切だと思っている」と話す。

 東北地方でのボランティアで「本当の復興は心の中にある」という被災者の言葉にも後押しされ、二〇一六年に市内で被災経験がある同世代の仲間たちと団体を設立。震災関連イベントを主催したほか、児童向け防災冊子「じしんってなんだろう?」を作って地元の全児童に配った。

 震災七年の節目に児童への防災教室を企画して市役所に相談し、十二日に飯岡小での開催が決まり、併せて今回の講話や十一日の県・市合同追悼式での朗読発表を持ち掛けられた。

 「市民の皆さんも震災を経験しているが、自分でも記憶が薄れている部分が多くなっている。同じ悲劇を繰り返さないためにも、当時を思い出し、訓練の重要性を意識してほしい」と訴えた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報