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【千葉】

「悲劇繰り返すな」誓い 津波避難 旭市で訓練「大災害 伝えねば」

訓練で校舎の屋上に避難し、海を眺める人たち=旭市立飯岡小で

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 東日本大震災による津波で14人の死者(うち震災関連死1人)と2人の行方不明者が出るなど大きな被害に見舞われた旭市で4日、津波避難訓練があり、市内各地の小中学校など25カ所を会場に、市民や市職員、消防関係者ら1783人が参加した。大震災から7年となり、被災の風化が懸念される中、市民たちは悲劇を繰り返さないと誓った。(小沢伸介)

 訓練は震災翌年の二〇一二年から毎年開催している。今回は房総沖を震源とするマグニチュード(M)8・2の地震が起き、千葉県北東部で震度6弱を観測するとともに、高さ十メートルの津波が三十分後に到達することが見込まれる想定で行われた。

 午前九時に緊急地震速報、その三分後に大津波警報が鳴り響いて避難指示が発令された。飯岡小学校では家族連れや近所で誘い合わせた市民らが集まり、校舎屋上へ。海岸線を眺めながら七年前を振り返り、「この子は震災の直後に産まれたんですよ」などと会話する姿も見られた。その後、体育館に移動して安否確認を兼ねた避難者カードへの記入、地元出身の二十代前半の若者による防災講話、消防隊員が動けなくなった人の搬送方法などを実演する救命救急訓練もあった。

 明智忠直市長は講評で、「この地区では、つらい思いがあって忘れることができないだろうが、一年一年が経過する中で全体として徐々に風化されてきていると感じる。将来にわたり津波の大災害を伝えなければならない」と強調した。

 

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