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【千葉】

「苦渋…断腸の思い」横芝光町長 受け入れ表明 成田機能再見直し案

記者会見で成田空港の機能強化案の受け入れを表明する佐藤晴彦町長=横芝光町役場で

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 成田空港の機能強化を巡り、横芝光町の佐藤晴彦町長が十二日、国などが示した再見直し案を受け入れると表明した。最も難色を示していた同町が受け入れることで、空港周辺九市町と国、県、空港側との合意が十三日に成立する見通しとなった。横芝光町を含め、成田市や芝山町など九市町は「共存共栄のためにはやむを得ない」として、地域振興策の確実な実行を条件に、足並みをそろえた。(小沢伸介)

 国交省と成田国際空港会社(NAA)、県と九市町による四者協議会が十三日に開かれ、正式に合意を確認する見通し。佐藤町長は、十二日の町議会全員協議会後に記者会見し、「地域振興から当町だけが取り残される大きな不安から合意の決断をした。苦渋の選択で、町民の不安と苦労を考えると断腸の思い」と訴え、理解を求めた。

 同席した川島勝美議長は「町長の判断を尊重するほかに道はない」と述べた。非公開で行われた全協は、町長の決断に明確な反対はなく、全議員十五人中十三人が支持したという。

 佐藤町長は二日にあった全協で、町民の反対論に配慮し結論を先送りしていた。受け入れを決断した理由を「この間、町民も少しずつ(受け入れへ)心が動いてきた認識がある」と説明した。

 再見直し案は、午後十一時〜翌午前六時の夜間飛行制限を午前零時半〜五時に短縮した上で、二〇二〇年までにA滑走路の運用時間を午前零時まで一時間延長すること、C滑走路の建設、騒音対策の拡充、周辺対策交付金の増額などを盛り込んでいる。

 横芝光町では、騒音区域が中心市街地に広がり全世帯の四割が対象になることから、騒音の悪化など生活面の不安が根強い。反対意見は依然としてくすぶっているが、佐藤町長は「少しずつでも理解を得られるよう努力したい」と話した。

 

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