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【千葉】

実れ 学生のアイデア 千葉市「こども若者市役所」

学生たちが加曽利貝塚をPRするアイデアを書いた紙を持つ、保坂さん=千葉市で

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 千葉市で10〜20代の学生らがアイデアを出し合い、まちおこしにつなげる取り組み、こども若者市役所(CCFC)。千葉市の国特別史跡・加曽利貝塚の案内マップを作ったり、2020年東京五輪・パラリンピックを盛り上げる仕掛けを話し合うイベントも企画。若者目線のアイデアが実を結びつつある。 (中山岳)

 CCFCに参加する敬愛学園高校二年の保坂幾乃さん(17)=同市美浜区=らは今月、加曽利貝塚の子ども向けの案内マップを完成させた。イラストや漫画などをちりばめ、貝塚や竪穴住居跡を解説し、近くで火おこし体験などを楽しめることを紹介している。

 保坂さんは「貝塚の地面を掘ると貝殻や土器の破片がすぐに見つかる。そんな楽しさを伝えたい」と話す。案内マップは四月以降、市内の小学六年生に配られ、加曽利貝塚博物館(若葉区)にも置く。

韓国・平昌冬季五輪でのボランティア経験を話す本郷さん=千葉市で

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 CCFCは昨年五月、千葉市の協力で発足。今年二月までに小学五年生〜大学院生の計三十八人が月に一〜三回ほど集まり、案内マップ作りのほか、市内のパラスポーツイベントに参加するなどした。

 今月十八日には淑徳大学(中央区)で、東京五輪・パラリンピックを盛り上げようと、CCFCが発案した意見交換会が開かれた。市内にキャンパスがある大学計五校から集まった学生十四人が、熊谷俊人市長と話し合った。

 二月の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪のボランティアを経験した神田外語大二年の本郷素直(すなお)さん(20)は「ボランティアはチームで活動するが、さまざまな国の人がいたので英語や中国語など多言語で指示が必要だった。東京大会でも課題になるかもしれない」と指摘した。

 他の学生は、東京五輪・パラリンピック競技会場となる幕張メッセ周辺の障害者用トイレを紹介するため、ガイドマップ作りなどを提案。熊谷市長は「友だちが東京大会に興味を持つにはどうするかなど、学生の視線を大事にしてほしい」と期待した。

 CCFCでは今後も、東京五輪・パラリンピックを盛り上げるアイデアを話し合う。四月以降、新たなメンバーも募っている。保坂さんは「活動を通して知らなかった千葉市の魅力が分かり、興味も広がる。多くの人に参加してほしい」と話している。

◆あす活動報告「サミット」

 25日午後1時半から、市子ども交流館アリーナ(中央区)で「こども・若者サミット」が開かれ、CCFCの活動の報告がある。参加無料。千葉市のほか、市原、四街道、八千代、我孫子各市の子どもによるまちづくりの取り組みも発表する。サミットの問い合わせは、子ども交流館=電043(202)1504=へ。

 

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