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【千葉】

ロシア国境画定に尽力 宇田川徳太郎を紹介 浦安市郷土博物館

 日露戦争に勝った日本が獲得した南樺太で、国境を画定するため測量に尽力した宇田川徳太郎(一八八〇〜一九六三年)の展示会「ロシアとの国境線をつくった男」が、浦安市郷土博物館で開かれている。宇田川は陸軍騎兵曹長などを経て、第七代浦安町長に就いている。

 浦安生まれの宇田川は、日露戦争で「第二軍第一師団騎兵第一連隊本部書記」として出征。ポーツマス条約で、両国の国境線(北緯五〇度線)を画定させる業務に携わった。陸軍退官後は浦安町会議員、町助役などを務め、測量事務所も開業した。

 出展されたのは「樺太全図」(一九〇四年)、「樺太境界画定作業写真帳」(〇六年)など計約五十点。樺太から家族宛てに出したはがきや、ロシア皇帝から贈られた「神聖スタニスラス勲章」授与の証書も紹介されている。宇田川の子孫から関連資料が同博物館に寄贈されたのを記念し、新収蔵品展として開催された。

 また、宇田川と同じ測量に尽くした伊能忠敬(一七四五〜一八一八年)が手掛けた「伊能大図」の複製パネル(縦十二メートル、横五・五メートル)を披露する特別展も同時開催されている。今年が没後二百年となったのを記念した。忠敬が使った測量道具が写真パネルで展示され、江戸時代の測量方法などを記した書「算法地方大成」(一八三七年)も実物展示された。

 両展は四月二十二日までで、休館は月曜と三月三十日。開館時間は午前九時半〜午後五時。入場無料。問い合わせは同博物館=電047(305)4300=へ。 (保母哲)

 

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