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【千葉】

<熱球譜>中央学院・池田翔主将(3年) 三度目の正直、夏こそ

中央学院−明徳義塾1回裏、マウンドで話す池田主将(左)と大谷投手

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 「変化球を選ぶ場面だった」。中央学院の1点先行で迎えた九回2死一、二塁。エース大谷拓海投手(三年)に要求した135球目は外角低めの直球。最後の打者になるはずだった明徳義塾の主砲谷合悠斗選手(同)に制球が甘くなったところをバットを振り抜かれ、逆転サヨナラとなる中越え3点本塁打を許した。「自分の配球ミス。大谷投手は悪くない」。悔やみ切れない結果に、エースの女房役はうなだれ、言葉を失った。

 春夏通じて初の甲子園の初戦で激突したのは、明治神宮野球大会で敗れた相手だった。「組み合わせが決まったときは、まさかと思った。雪辱のチャンスだ」と神宮大会以降のデータを野球部員やスタッフとともに分析。打者一人一人の特徴の把握に努めた。

 地道な努力は奏功した。立ち上がりに3点を先制されたが、すぐに立て直し、終盤まで追加点を許さなかった。「大谷投手の投球内容が良く、球のキレも良かった」。味方打線も八回表、制球を乱した相手エースの隙を突き、一挙4点を奪い、勝ち越した。

 迎えた九回裏。打者2人を打ち取ったが、中前打と死球で一、二塁に。直球に狙いを定める谷合選手への3球目について、相馬幸樹監督(38)は「スライダーを投げるべきだった」と振り返りつつ「いろんなものを背負っていたのだろう」とチームの頭脳を擁護した。

 「アルプススタンドにも多くの方が千葉から応援に来てくれたので、勝利を届けられなくて悔しい。明徳義塾とは夏にもう一度と対戦し、三度目の正直として今度こそ勝ちたい」。高校野球の聖地に次こそ、勝利の校歌を響かせることを誓った。 (山口登史)

 

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