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【千葉】

<センバツ甲子園>中央学院、9回裏一発に泣く 「素晴らしい試合だった」ナインに温かい拍手

明徳義塾に敗れ、スタンドにあいさつに向かう中央学院ナイン=甲子園球場で

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 春夏通じて初めて立った甲子園での勝利は、かなわなかった。第90回記念選抜高校野球大会3日目の二十五日、中央学院(我孫子市)は、明徳義塾(高知県)と対戦。秋の明治神宮野球大会で敗れた因縁の相手でもあったが、逆転サヨナラ本塁打を打たれ、5−7で惜しくも敗れた。三塁側アルプススタンドには、千葉県内から大勢の応援団が訪れ、大声援を送り、健闘したナインに温かい拍手が送られた。

 最後の最後で一打に泣いた−。三塁側アルプススタンドを青く染めた応援団は、選手たちに絶えず大きな声援を送り続けた。

 試合は初回から3点を失う苦しい展開。吹奏楽部の演奏に合わせ、スタンドから選手を後押しした。四回表、3番宇田周平選手(三年)の二塁打で1点を返すと声援はいっそう大きくなった。母の美佐枝さん(45)は「点が入ってよかった」と喜んだ。

 選手たちの体作りを食事面で支えてきた、焼き肉店「東苑」の伊藤利朗社長(39)。この日はバックネット裏で観戦し、五回までの攻防を見て「初の甲子園で緊張している感じ。捕手の池田翔選手(同)に試合を作ってほしい」と期待した。

 スタンドの盛り上がりが最高潮に達したのは八回表。4番高鹿隼人選手(二年)の2点適時打で同点に追いつく。2死満塁で、7番西村陸選手(三年)が中前に2点適時打を放って勝ち越した。母の知子さん(49)は「何でもいいから、つないでほしかった。打てて良かった」と笑った。

 チアリーディング部は、ストライプ地で胸に「CHUO GAKUIN」の文字が入った選手と同じデザインのユニホームを新調。2日前に完成したばかりだといい、阿部莉子主将(同)は「応援側も一体感がある。ちゃんと伝わるように声援を届けたい」と終盤戦に向けて意気込んだ。

 九回裏の守りの場面では、生徒らが両手を胸の前で組み、祈るようにグラウンドを見つめていた。あと一歩のところでの逆転本塁打を目の当たりにした父母会の高岡義之会長(47)は口惜しそうにしながらも「素晴らしい試合だった。夏にもう一度戻ってきてほしい」とねぎらった。 (稲垣遥謹)

◆両監督コメント

<中央学院・相馬幸樹監督> 八回はよく打った。逆転していい流れを消したくなかったのだが…。

<明徳義塾・馬淵史郎監督> (逆転サヨナラ勝ちで甲子園通算50勝) この試合は忘れられないでしょう。粘り強さが明徳の野球です。

 

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