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【千葉】

木更津にオスプレイ暫定配備を検討 「恒久的に配備」市民から懸念

 防衛省が新型輸送機オスプレイを陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)に暫定的に配備する検討に入ったことを受け、木更津市の渡辺芳邦市長は二十七日の定例記者会見で、防衛省から何ら情報提供がないとして「大変遺憾であり不快に感じている」と述べた。その後、防衛省北関東防衛局の担当者が同日、市を訪れたが、具体的は話は出なかったという。 (黒籔香織、山口登史)

 陸自は二〇一八〜二一年度にオスプレイ十七機を順次配備する方針。佐賀空港(佐賀市)への配備を計画しているが、地権者らの理解が得られず、配備の見通しが立っていない。このため、佐賀空港に代わる暫定的な配備先がどこかが焦点となっている。

 木更津市によると、二十六日、防衛省北関東防衛局に電話で問い合わせたが「木更津に決まったという事実は全く無い」との回答だったという。市は今後も情報提供を求める方針。

 渡辺市長は「防衛政策に地方公共団体として協力しなくてはならない」と述べる一方で、「不安に思っているのは地域の方々。まずは確認をさせていただきたい」と話した。

 木更津駐屯地では昨年二月から、米軍オスプレイ一機の定期機体整備が行われており、今年四月以降に試験飛行が計画されている。さらに、陸自のオスプレイが暫定配備されれば、地元で事故への懸念の声が上がるのは必至だ。

 木更津市の住民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」事務局長の野中晃さん(78)は「具体的に決まったわけではない」と前置きしつつも、「暫定配備となれば、駐屯地や周辺で訓練が行われ、事故の懸念も増す」と指摘する。「なし崩し的に恒久的に配備される口実を与えかねない。整備拠点だけでなく、軍事的な性質が強化され、米軍と合同の訓練も増えるだろう。絶対に受け入れてはならない」と語気を強めた。

 

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