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【千葉】

<ひとキラリ>私の老後生活ヒント集 印西の元教諭・蛭川さん、体験基に出版

自身の体験を基に指南書をまとめた蛭川憲男さん=印西市で

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 元教諭の男性が定年退職10周年と古希を迎えた記念に、老後の暮らしに向けての提言を指南書「退職前後から高齢期までの生活に役立つ大切なこと」にまとめて自費出版した。提言のほとんどは自身の体験や実践を基に考えた。「50歳ごろから備えておくと、より充実した生活が送れるヒントになるよう心掛けた。参考にしてほしい」と中高年のサラリーマンらに呼び掛ける。 (堀場達)

 著者は長野県の小中学校で教壇に立ち、長野市の塩崎小学校長を最後に退職後、妻と一緒に印西市で「ついのすみか」を構えた蛭川憲男さん(70)。「老後生活を始めて実感した事柄がいくつもある。退職前から少しずつ準備しておけばよい生活全般の知識を伝えたい」と執筆の目的を話す。

 提言は計百四十一項目に及び、退職前からの心構えや金銭管理、社会保障制度の活用法など、九章に分けて載せ、巻末に各種相談や問い合わせ機関の連絡先を収録した。最もページを割き、蛭川さんが「強調したい」のが、第六章「健康は自己管理するものと心得る」だ。「印西移住後に、歩行中の転倒を二度体験し、加齢による体力の衰えを痛感したから」という。

 蛭川さんは理科教育が専門。教諭時代は自然観察やチョウの生態調査で信州各地の野山を歩き回った。「健脚を自負していたのに、印西に移って一年ほどたった六十二歳のころ、普通に街を歩いていて転んでしまった。以来、朝晩のウオーキングを日課にするようにした」。「サラリーマンのほとんどは公共交通機関で通勤する。意識して運動しなくても歩くなど体を使っている。でも退職後は意識して体を動かさないと、短期間で足腰が弱くなる」と指摘する。

 六十四歳の時には、更新期が迫った自動車運転免許を返納し、車検期限を迎えた自家用車を手放した。「自宅が駅に近くてできた。車があると少しの距離の場所に行くのにも歩かなくなるが、ないと日々の歩行距離が飛躍的に増える」

 健康管理については、こまめな健診、口腔(こうくう)ケア、食事への配慮なども勧める。「健康あってこそ、趣味も地域貢献も楽しめる。神経質になる必要はないけど、健康づくりは人任せにできないことを訴えたい」と蛭川さん。

 指南書は百九十五ページで、税込み千七百二十八円。購入希望者は、はがきで蛭川さん宅に申し込み、送料を含めた二千円を郵便振り込みで後払いする。問い合わせは蛭川さん=電090(6168)1204=へ。

 

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