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【千葉】

返還手続き2992人分怠る 県看護師修学金、40年間で11億2300万円

 県は三十日、看護師を目指す学生らを支援する修学資金の貸し付けで、利用者に返還を求める手続きを怠ったケースが、少なくとも過去四十年間で二千九百九十二人分、計十一億二千三百万円あったと発表した。県が利用者に手続きの督促や確認を怠ったため。二〇一四年の定期監査で指摘を受けて調査していた。

 手続き漏れは、一九七二〜二〇一一年の四十年間に判明した件数。県によると、貸し付けを受けた利用者のうち七割が県内の病院で勤務して返還免除が適用されるため、実際に返還が必要だったケースは三割程度とみられる。多くは〇〇年以前で、返還請求権が時効(十年)を迎えている。

 県は看護師不足を解消する目的で貸付制度を一九六二年に開始。私立看護学校(三年間)だと月一万八千円を貸し付け、卒業後に県内病院で五年間勤めると返還が免除される。一七年度は千五百八十一人に計三億二千万円を貸し付けた。現在でも看護師の確保を重要施策に掲げているが、県内の人口十万人当たりの看護職員数は全国最低レベルが続く。

 県は介護福祉士の貸し付けでも、手続き漏れが一九九三〜二〇〇八年度に百八十人分の計一億四千六百万円あったことを明らかにした。 (村上豊)

 

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