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【千葉】

幕張海浜公園 サッカー代表の練習拠点に

(仮称)JFAナショナルフットボールセンターの完成予想図(JFA提供)

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 県立幕張海浜公園(千葉市美浜区)に日本サッカー協会(JFA)が整備する日本代表の練習拠点「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター」に、県は公園施設の設置許可を交付した。4月に建設を着工し、2020年3月の使用開始を予定する。同公園は20年ほど有効活用されない状態から一転、他の競技と連携した一大スポーツ拠点となる。 (村上豊)

 公園について、県は一九九五年に開催された花と緑のイベント「全国都市緑化フェア」の後、民間投資によるアウトドアスポーツやレクリエーション向け施設の整備を目指していた。だがバブル崩壊による景気低迷で手を挙げる業者はなく、「なかなか活用されなかった」(県公園緑地課の担当者)。広大なアスファルトのスペースは広場としてイベントで使われていた。

 県庁での三月二十三日の交付式で、森田健作知事は「一帯を有効活用し、にぎわいに光を当てる方法を考えていきたい」と述べた。県では松林など周辺の整備を検討していく。

クラブハウスの完成予想図(JFA提供)

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 設置許可を受けると、都市公園法に基づき、JFAが公園内を整備、管理できるようになる。整備計画では一二・四ヘクタールの敷地に天然芝二面、人工芝二面のグラウンドのほか、クラブハウス、フットサルアリーナなどを整備。着替えて荷物を預け、海岸線などを走れるランニングステーションとして利用できるように、温浴施設を併設する。

 成田、羽田の両空港と東京駅に近い立地の良さから幕張海浜公園が選ばれた。JFAはトレーニングセンターなどの拠点を全国に数カ所持つが、幕張は代表チームが中心に使う拠点になる。プロからアマチュア、指導者、審判までトレーニングできるようにする。

 JFAでは年間百五十〜二百日の使用を想定。担当者は「空いていたら、地元小学生にグラウンドを使ってもらったり、会議室を利用していただく」と話す。JFAは建設費四十億〜四十五億円を負担し、年間三千百万円の使用料を県に払う。

 JFAの田嶋幸三会長は「日本代表が練習するのを、ぜひ近隣の皆さまに見に来てほしい」と呼びかけた。さらに「プロ野球と連携して互いに刺激していきたい」と、隣接する千葉ロッテマリーンズ本拠地のZOZOマリンスタジアムと連携した取り組みの可能性を示した。二〇年東京五輪・パラリンピック開催中は、海外チームの練習場などで使用するという。

 森田知事も「マリーンズと複合的ににぎわいを創出できる。一流の選手を見れば『頑張ろう』という気持ちが芽生え、スポーツ振興につながる」と期待した。

 

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