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【千葉】

「タンデム自転車」県内解禁 東京パラリンピック 事前合宿誘致に弾み

2月に開かれたサイクリングイベントでタンデム自転車で試走する参加者=館山市で(同市提供)

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 サドルとペダルが二つずつある「タンデム自転車」(二人乗り自転車)が一日から、県内の公道を走行できるようになった。パラリンピックの自転車競技でもあり、県内での選手の合宿などスポーツ観光振興の起爆剤として期待が寄せられている。(美細津仁志)

 県警交通総務課によると、タンデム自転車は普通自転車(全長一・九メートル未満)よりも長い全長二・三〜二・五メートル。小回りがきかず、横風を受けやすいため、全国で唯一公道での走行が全面的に禁止されていた。

 前後の座席に二人で乗り、それぞれペダルをこぐのが特徴。後部座席はハンドル操作が不要なため、パラリンピックでは視覚障害者向けの自転車競技として採用されている。

 昨年六月、東京パラリンピックの事前合宿地の誘致を目指す館山市が要望したのを皮切りに、県警に計十一件の要望書が寄せられた。県警は他県の実施状況の調査や走行試験を重ね、安全と判断。県公安委員会が県道交法施行細則で規定を一部改正し、一日から公道を走れるようにした。

 県障がい者スポーツ協会の古川正美事務局長は「練習のできる環境が身近に整い、千葉でも競技人口が増えるかもしれない」と歓迎する。

 館山市によると、二月に市内で開かれたサイクリングイベント「南房総菜の花サイクリング」でタンデム自転車の体験会があり、約三十組が挑戦。「自転車二台でのサイクリングより会話が増えそう」と好評だったという。

 同市の担当者は「視覚障害者だけでなく、カップルやお年寄りも楽しめる乗り物。スポーツ観光の推進につなげていきたい」と話している。

 

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