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【千葉】

増える不登校に専門的支援を 県教委が対策チーム発足

不登校対策支援チームの発足式で、沢川和宏教育長(右)から雇用書を交付される川島隆太さん(右から2人目)らメンバー=県庁で

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 8000人を超える小中高校生の不登校に対応しようと、県教育委員会は2018年度から、福祉や心理の専門家らによる対策支援チームを発足させた。学校や家庭と連携して問題解決を目指す独自の取り組みで、長期化など解消が困難なケースの助言や指導をしていく。 (村上豊)

 五日のチーム発足式で、沢川和宏教育長は「不登校は長期化、複雑化していて、先生だけでは対応が難しい。特に解決困難な事例でのサポート、指導で活躍してほしい」と期待した。

 県教委によると、県内の一六年度の不登校児童生徒数は、公立校で八千三百五人。一二年度と比べて八百二十五人増加した。そのうち四割は年間九十日以上にわたって登校しておらず、不登校が長期化するケースが増加傾向にある。

 小中高校別では、中学校が四千百九十一人と半数を占め、高校は二千六百五十八人。小学校は千四百五十六人だが、一二年度より六百人増え、低年齢化している。原因も複雑化していて、精神的な医療ケアが必要な場合や家庭環境の問題など「一人一人で原因が違う」(担当者)という。

 チームは、福祉面の支援を専門とする社会福祉士、児童生徒の心のケアなどを担当するスクールカウンセラー(臨床心理士)、教育現場で生徒指導の経験が豊富な校長OB、調整役の県教委職員の四人で構成。対応策を多面的に検討し、教員への研修も担う。

 これまでは、学校に配置されたスクールカウンセラーが子どもと話し合ったり、県教委が推進校を指定したりするなど、学校ごとに対応していた。チーム設立により県内全体を機動的に動け、長期化など難しい事例には専門的で幅広い支援ができるとしている。

 チーム代表で社会福祉士の川島隆太さん(39)は「チームで動くことで、今まで手が届かなかった子どもや地域、学校に支援を広げていきたい」と意気込みを語った。

 

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