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【千葉】

5色の笑いで酒々井を元気に 素人芸人集団「五色豆」が20回目の寄席

ボランティアの出前寄席で落語を披露する、のんき亭万福さん=酒々井町で

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 酒々井町交流サロン「井戸端」を拠点に活動し、介護施設などでの出前寄席をボランティアで引き受けている素人芸人集団「五色豆」が二十一日、同町中央台三のプリミエール酒々井で「酒々井お花見寄席」を開き、落語と漫談、語りを披露する。メンバーは「笑わせます。楽しませます。寿命を延ばします」とアピールし、来場を呼び掛けている。 (小沢伸介)

 五色豆は、五十〜七十代の男女五人。井戸端がJR酒々井駅東口に開設された翌年の二〇一〇年に三人で寄席を始め、三年前に現在の形になった。東日本大震災で取りやめたこともあったが、春、夏、秋と毎年三回ずつ開き続けて今回、二十回の節目を迎えた。

 代表は、のんき亭万福さん(酒々井町)。小学四年で教室の机に乗り寿限無(じゅげむ)を演じた落語好きの女性だ。ほかに、元小学校長で仕切り役の大室亭絶好調さん(成田市)と、せんよう亭島(しま)っ孝(たか)さん(千葉市)が落語を担当。三人とも五代目三遊亭圓馬さんに手ほどきを受け、五十席は持ちネタがあるという本格派だ。

 さらに、読み聞かせの語り部でもある関口洋子さん(酒々井町)は懐かしさや笑いを誘い、ホロリとさせる語りで観客を引き込む。地元のケーブルテレビで車いすリポーターを務める八叉(やっちまった)新兵衛さん(八街市)は下ネタなのに不思議と下品にならない漫談で会場を大いに盛り上げる。

 五色豆の寄席は、出演者を掲示する「めくり」などの道具類や音響設備もすべて自前。絶好調さんがプログラムを作り、それぞれが自己責任で練習して会場に集合し、順番に高座に上がる。片付けが終わった後の反省会では、次につながるさまざまなアイデアが飛び出すという。

五色豆のメンバー=成田市で

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 こうして面白さを増した寄席は評判を呼び、こぢんまりとした井戸端に入りきれないほどのファンが来るようになった。開始から二年で中央公民館に移り、毎回百五十人を集める。今回は「これまで多くの町民を笑いで元気づけた」として町が後援し、三百五十人収容の会場を提供した。

 万福さんたちは「今までで一番広い会場でプレッシャーもあるが、自分たちが楽しくやることを目標に、しっかり準備して何としても成功させるつもり。大勢の方々に見に来てもらい、活動の輪が広がることも期待している」と話す。

 お花見寄席は二十一日午後一時開場、一時半開演。五人のほかに、アマチュア落語家の鹿鳴家河童(かなりやかっぱ)さんがゲストで登場する。午後四時半まで。無料。

 

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