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【千葉】

明治からの遺産、偉人続々 水門など建造物、HPで紹介

1888(明治21)年に建てられためがね橋=南房総市で(県土整備部提供)

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 明治元(一八六八)年から百五十年の節目に、県などが明治時代の建造物や偉人を紹介する事業を相次いで行う。産業や文化を通して、県内の近代化の歴史を振り返ることができる内容となっている。 (村上豊)

 県土整備部は、明治以降に建てられた橋や道路などの事例集をまとめ、県のホームページで公開を始めた。パネル展も県庁で予定している。

 石組み三連アーチの「めがね橋」(南房総市)、れんが造りの水門「柳原水閘(やなぎはらすいこう)」(松戸市)など、明治時代に建てられ、現存する建造物を掲載。利根川や水戸街道、木更津港、水道施設を当時と現在の写真や地図で取り上げ、移り変わりが分かる。

 当時の県内は、銚子と東京・両国を蒸気船が利根川で往来するなど水運が発達。運河の整備でオランダ人技師が活躍し、近代的な測量や河川工事の技術がもたらされたという。

 県教育委員会は、二〇一八年度予算に関連事業費として約四百万円を計上。県立美術館(千葉市)で企画展「近代洋画の先駆者・浅井忠」を七月から九月まで開く。佐倉市ゆかりの同氏の収蔵品を展示するほか、油絵や工業デザインを国内に普及させた足跡をたどる。

 県立関宿城博物館(野田市)では「文明開化の『力』−わたしたち、江戸時代を卒業します!−」と銘打ち、しょうゆや綿織物の水運により地元の近代化が後押しされた様子を、十〜十二月に展示する。

 県文書館(千葉市)は、ミニ企画展「近代医療の夜明け−千葉県の西洋医とその周辺−」を七〜九月に計画しているほか、明治期の古文書を活用した県史講座を予定する。

 このほか、日本酪農発祥の地にある県酪農のさと(南房総市)では、六月から乳牛発展の歴史を紹介。農林水産部では、明治期に栽培が始まった落花生やビワの情報発信や、土地改良技術などの展示会を行う。

 

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