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【千葉】

ロボ世界一へ「桜吹雪」を 米国の大会に中高生チーム国内初参加

宮本泰介市長(前列左から4人目)とともに、「世界一になろう」と声を合わせる中高生ら=習志野市役所で

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 県内の中高生がチームを結成してロボットを組み立て、米国・ハワイで開かれた国際的なロボット競技会の地域大会を勝ち抜いた。昨年6月からメンバーを募るなどして活動を始め、クラウドファンディングなどで資金集めにも奔走。15人のメンバーのうち、女子が7人と多いのも特徴だ。25〜28日に米国・デトロイトで開催される世界大会に、国内からは初参加する。 (保母哲)

 中高生は、東邦大付属東邦高校(習志野市)と渋谷教育学園幕張中学・高校(千葉市)の生徒ら。チーム名は「SAKURA Tempesta(サクラ・テンペスタ)」。女子が多く、日本を表す「桜」に加え、「嵐」などを意味する言葉を組み合わせることで、「華やかな桜吹雪を起こすようなチームに」との思いを込めたという。

 チーム発足を呼びかけたのは、東邦高3年の中嶋花音(かのん)さん(17)。中嶋さんは1〜2年のとき、米国ミネソタ州の高校へ留学。現地の部活動では、世界中の中高生チームを対象に、米国内のNPO法人が主催するロボット競技会「FRC」に参加していた。中嶋さんも加わり、帰国後、友人らにチーム結成を働きかけた。

 千葉工業大の元教授で、現在は未来ロボット技術研究センターの富山健(とみやまけん)研究員の支援もあり、幕張高校の生徒らが賛同。一緒にロボット作りに取り組んだ。ハワイで3月にあった地域大会に初出場し、特別賞を受賞。デトロイトでの世界大会へと進むことになった。完成したロボットは高さ1.39メートル、重さ約60キログラムで、今大会のルールによる競技時には高さ2メートル余まで伸びるという。

 生徒たち11人は9日、習志野市役所に宮本泰介市長を訪ね、世界大会への出場を報告。副キャプテンで東邦高3年の玉田綾さん(17)は「これまで積み上げてきた成果を発揮し、悔いのないようにしたい」と話した。

 富山さんは、地域大会への出場に6000ドル、世界大会への出場に5000ドルが必要なことを説明。「生徒たちは自ら資金集めまで行った。素晴らしいことを成し遂げた」と、その活動ぶりをたたえた。

 中嶋さんや富山さんによると、この競技会に出場するため、世界中で3600以上の中高生チームが活動している。国内では、東京・新宿を拠点にするチームとの2チームしかないという。

 

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