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【千葉】

野田コウノトリ6年連続ひな誕生 「野生で元気」名前つけて 30日締め切り

すくすく育っているコウノトリのひな=こうのとりの里観察棟のライブカメラの映像から

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 絶滅が危惧されるコウノトリを自然な状態で繁殖させようと、試験放鳥などに取り組んでいる野田市で今年3月末、新たに3羽のひなが誕生した。ひなの誕生は飼育開始から6年連続。市は本年度、本格的な放鳥に踏み切る方針で、巣立っていくひなたちの名前を広く募集している。 (林容史)

 市内の江川地区にある飼育施設「こうのとりの里」で飼育している雄のコウくん(13)、雌のコウちゃん(22)の子どもたち。コウちゃんが二月中に産んだ卵のうち、三つが三月二十四〜二十六日に相次いでふ化した。

 コウノトリの主任飼育員の森本直樹さん(30)によると、ひなは三羽とも元気いっぱいで、両親がついばんでくるドジョウやアジなどのえさを巣で夢中になって食べては眠り、すくすく育っているという。

 募集する愛称は誰でも読めるよう平仮名のみ。ひなの性別が判明していないため、雄と雌各三点ずつ、計六点まで応募できる。住所、氏名、電話番号を明記し、愛称を思い付いた理由を書き添えて応募する。市のホームページに詳細な応募方法を掲載しているほか、市役所や支所、出張所などに投函(とうかん)箱も設置している。締め切りは三十日。

 市長や教育長らが名を連ねる「コウノトリと共生する地域づくり推進協議会」で十点ほどに絞り、市内の小学生の投票で決定する。名付け親には特別栽培米「黒酢米」を贈る。六月ごろ、放鳥する日に合わせて愛称を発表する予定。

 森本さんは「元気で健やかに、野生の中でうまくやっていけるような名前を付けてほしい」と応募を呼び掛けている。

 市は、傾斜林に囲まれ谷津が残る江川地区の豊かな自然環境を守ろうと、「人と自然と野生動物の共存」のシンボルとしてコウノトリが舞う里づくりを目指している。二〇一二年十二月、多摩動物公園(東京都日野市)からつがいのコウノトリを譲り受け、飼育を開始した。

 近親交配を防ぐため、他施設から卵をもらい受けるなどしてふ化させてきた。これまでに六羽を試験的に放鳥、衛星利用測位システム(GPS)により五羽が県内や茨城県内などで生息が確認されている。

 市はこれらの実績を踏まえ本年度、国内のコウノトリの個体群を管理しているIPPM−OWSの計画に沿って本格的な放鳥に踏み切る考えだ。

 問い合わせは市みどりと水のまちづくり課=電04(7125)1111(内線2694)=へ。

 

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