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【千葉】

<ひとキラリ>ギターを三味線に持ち替え 我孫子で落語会・古今亭志ん松さん

「『我孫子落語会』を継続、定着させたい」と語る古今亭志ん松さん=柏市で

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 柏市出身で我孫子高校OBの落語家古今亭志ん松=本名・深山(みやま)景介=さん(33)が5月6日、我孫子市民プラザで落語会を開く。「地元での『我孫子落語会』を定着させ、特に古典落語の魅力を伝えていきたい」と、来場を呼び掛ける。 (堀場達)

 志ん松さんは同校を経て大学を卒業後、司書として一年間、日比谷図書館に勤務し、二〇〇九年四月、真打ちの古今亭志ん橋師匠に入門した。「きょう介」の前座名で約五年の修業を重ね、一四年に二ツ目へ昇進、志ん松の芸名を得た。

 「読書は子ども時分から好きでしたが、落語に関心はなく、大学はロック研究会でギター演奏が趣味」。こう振り返る志ん松さんが、落語に目覚めたのは図書館勤めのころだった。「落語のCDはとても人気があり、常に貸し出されている状態なんです。どんなものか聴いてみたら、はまってしまった」。浅草、池袋、新宿…。都内各地の寄席へ足を運ぶようになり、その奥深さにますます引き込まれた。

 母の京子さん(64)が実は落語好きだったことを知り、自身は「定刻出勤退社のサラリーマン生活は性に合わないなあ」と考えていくうち、落語で身を立てようと思い立った。寄席を楽しんでいる中で「最も印象深かった」という志ん橋師匠に教えを請うと決めた。

 江戸時代から語り継がれてきた「古典落語」に引かれている。「何百年も前から同じ話をやって笑っていただける。人情の機微、生活は今も昔も変わらない共通部分がある」と感じるからだ。

 エンターテイナーらしく、努力や苦労については語らない志ん松さんだが、芸の悩みはある。「同じネタをやって、師匠は受けるのに、自分は全く客の反応がないことはしばしば」。落語の雰囲気や所作を学ぶため、好きだったギターを三味線に持ち替え、演奏練習に励んでいる。

 落語会には、入門、二ツ目昇進が同期の春風亭朝之助(ちょうのすけ)さん(34)と、寄席を中心に曲芸を披露している太神楽の翁家和助さん(40)が出演する。午後二時半開演。入場料は予約千円、当日千二百円。問い合わせは、我孫子古典落語を聞く会=電090(5563)4781=へ。

 

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