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【千葉】

善男善女 札所巡り始まる 柏など4市八十八カ所 東葛印旛大師

田畑を、巡礼姿で進み、札所を目指す参加者たち=柏市で

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 柏市を中心に、白井、鎌ケ谷、松戸の各市に設けられた八十八カ所の札所を巡る「准四国八十八カ所 東葛印旛大師」が、一日に始まった。白装束や昔ながらの旅装を身にまとった善男善女が、新緑に覆われた野山や田畑のわき道などを歩いた。

 江戸時代後期の文化五(一八〇八)年に始まったとされる民俗行事。各札所周辺の集落の住民代表が主な参加者で、厨子(ずし)に納めた弘法大師像を背負って、札所を回っていくことから「送り大師」とも呼ばれる。

 世話係の「結願区」は、四市内の集落が持ち回りで務める。初日は今年の結願区の柏市藤心にある宗寿寺で出発式が開かれ、住職の白井信樹さん(59)を先頭に、参加者たちは次の札所に向かって足を運んだ。

 札所巡りは五日までで、出発地の宗寿寺に戻ってきて終わる。総行程は八十キロ。高齢者が大半のため、送迎用のバスが用意されているが、五日間歩き通すつわものも。

 柏市大井から参加したスナック経営・伊藤その枝さん(72)は「参加して十九年目。毎年楽しみにしており、今年も全行程を歩きます。宗派を超えて、御大師さまのもとにみなが集まってくるところがすごい」と声を弾ませた。 (堀場達)

 

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