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【千葉】

もっと知って障害者サーフィン 18日に国内初の大会 いすみ・太東海水浴場

昨年11月に米国カリフォルニア州で開かれた世界選手権。支援スタッフが選手を太いタイヤの車いすで移動(日本障害者サーフィン協会提供)

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 障害者サーフィンを知ってもらおうと、日本障害者サーフィン協会(いすみ市)は国内で初めてとなる大会を、十八日に太東海水浴場(同)で開く。このビーチは、二〇二〇年東京五輪サーフィン会場となる一宮町・釣ケ崎海岸に隣接。五輪への機運が盛り上がる中、競技人口の拡大や障害者に優しいビーチ作りを訴えていく。(村上豊)

 大会名は「アダプティブ(適応)サーフィン エキシビジョンマッチ」。六人ほどが出場予定だが、参加者を募集している。午後一〜三時の開催で入場無料。太東海水浴場は、遠浅で波が小さく、駐車場から砂浜に移動しやすいので障害者サーフィンに適しているという。

 協会は昨年十月に設立され、約百人が会員登録する。同十一月には協会理事が、米国カリフォルニア州で開かれたアダプティブサーフィンの世界選手権を視察。義足でボードに乗ったり、支えられながら海に向かったりする選手の様子を見た。

 この大会と同じような採点基準やクラス分けを日本でも取り入れ、選手一人に三人の支援スタッフを配置し、医師や看護師が待機して安全を確保する。車いすが砂浜を移動しやすいように専用のシートを敷く。

 先月十二日に県庁で記者会見した協会代表理事の阿出川輝雄さん(75)=いすみ市=は「日本では障害者サーフィンの発展が超スロー。ビーチのトイレの多くは車いすで入れない。安全な海岸にして障害者が表に出られる雰囲気を作っていきたい」と思いを語った。

 阿出川さんは一九六〇年代からサーフィンに親しみ、関連事業に携わった。六十歳のころの脳内出血で右半身にまひが残るが、今大会に出場する予定だ。

 パラリンピック東京大会で障害者サーフィンは競技種目に入っていない。協会では二四年パリ大会以降の採用を見据え、国内での認知度アップや選手育成、環境の整備を進めていく。問い合わせは協会事務局=電0470(87)6073=へ。

 

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