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【千葉】

子育て世代向け昭和の団地改修 UR千葉幸町で全国初の取り組み

料理をしながら子供を見られる対面キッチン(UR提供)

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 老朽化した団地を子育て世代向けに改修して貸し出す取り組みを、都市再生機構(UR)が千葉市の千葉幸町団地で始めた。家事や育児での使い勝手を良くして、住民の高齢化が進む団地に若い活力を呼び込むのが狙い。URによると、昭和期に建てられた団地を子育て世代向けにリノベーションするのは、全国で初めてという。 (村上豊)

 六畳と四・五畳の和室二部屋からなる2DK(四十平方メートル)を1DKに改修した。ダイニングキッチンを六畳間の部分まで拡大し、中央部に対面型キッチンを配置。料理をしながら子供の様子にも気を配ることができる。玄関の土間を広くしてベビーカーの保管スペースを作り、壁にはチョークボードやマグネットボードを備え、お絵描きや連絡ができる。

 後付けエレベーターを設けた五階建ての棟にある二戸を貸し出し、賃料は月額五万三千二百円と五万二千八百円。入居対象は十八歳未満の子供(妊娠中を含む)がいる世帯だが、乳幼児を持つ家族の利用を想定する。

 千葉幸町団地は、一九六九(昭和四十四)年から入居が始まり、賃貸物件は百二十二棟で約四千三百戸。四十万平方メートル弱の広大な敷地には公園があり緑地が多く、複数の鉄道駅の利用が可能だ。

 かつては世帯主の大半が二十、三十代の子育て世代で、団地内に三つの小学校があり、八一年のピーク時には約二千五百人の児童がいた。だが今は一つの小学校で、児童数は五分の一の五百人以下に減少。築五十年に迫る住宅棟は老朽化し、住民には多くの高齢者が住む。

 URは幅広い世代に住んでもらおうと、二〇一四年から地域医療福祉拠点と位置付け、エレベーターの増設や共用スペースへのベビーカー置き場の設置、段差の解消などで住環境の整備を進める。

 今後はエレベーター付きの三棟(六十四戸)で空き部屋が出た際などに、子育て世帯向けに物件を改修する。県内のほかの花見川団地(千葉市)、高洲第一(同)、高津団地(八千代市)でも子育て向けのリノベーションを検討する。

 

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