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【千葉】

講道館創設の嘉納治五郎 ゆかりの場所や写真、扁額を紹介

文化都市・我孫子をけん引した一面もある嘉納治五郎(公益財団法人講道館提供)

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 講道館を創設した柔道家で教育者の嘉納治五郎(一八六〇〜一九三八年)を紹介する「我孫子と嘉納治五郎展」が十九日、我孫子市民プラザで始まる。二十二日までで、開場時間は各日午前十時〜午後五時。

 二〇二〇年の東京五輪を控え、一九四〇年に計画されながら戦争の激化によって中止された「幻の東京五輪」誘致に尽力した治五郎と、我孫子の関わりを広く知ってもらおうと、市が企画した。

 治五郎は一九一一(明治四十四)年、現在の市域に別荘と農園を構えた。これがきっかけで、我孫子が東京に近く、手賀沼を望む絶好の別荘地として知られるようになり、友人の志賀直哉、武者小路実篤らも誘われ、居宅を置くことになったという。

 大正時代から昭和時代の初期にかけ、我孫子は当時の日本文化をリードする知識人が集う場となった。「嘉納治五郎が文化都市・我孫子をけん引したといっても過言ではない」と市文化・スポーツ課の担当者は力説する。

 会場では、我孫子を中心とした治五郎の足跡や交遊の解説パネル、ゆかりの場所の地図、写真類に加え、治五郎が筆を執った扁額(へんがく)五枚を展示する。現在の市立第一小学校に寄贈された「力必達(つとむればかならずたっす)」「鏡為人以(ひとをもってかがみとなす)」などの文字が鑑賞できる。

 初日の十九日は、同プラザで午後二時〜三時半に、筑波大の真田久・体育専門学群長が「嘉納治五郎とオリンピックムーブメント」と題して講演する。我孫子の文化を守る会と、市の共催で、参加費三百円。同一時半開場で先着百五十人。 (堀場達)

 

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