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【千葉】

県内外環道、来月2日開通 見やすさ配慮、渋滞減へ工夫

地下区間で実施された事故を想定した訓練=市川市で

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 東京外郭環状道路(外環道)の県内区間などが6月2日に開通するのを前に、事業者の東日本高速道路関東支社が現場を報道陣に公開した。視認性を上げる工夫や事故への対応、渋滞を減らす新設備などをアピールした。 (林容史)

 開通するのは市川市の高谷ジャンクション(JCT)−埼玉県の三郷南インターチェンジ(IC)の約一五・五キロ。並走する国道298号も同時に開通する。

 松戸、市川市内の約十キロ区間は主に半地下構造になっている。沿線の環境に配慮するとともに、換気や火災時の煙の排出にも効果的という。照明は前の車が見やすいよう、進行方向を照らすように取り付けてある。

 高さ約二十メートルの橋りょう上を走る高架区間には、約八メートルの遮音壁を設置。壁の間にはめ込まれた透明な透光板越しに東京スカイツリーや江戸川、松戸の市街地などを望むことができる。

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 最深部では地下約二十メートルを走行する。地上に出る上り勾配で速度が落ちて渋滞するのを防ぐため、「ペースメーカーライト」を設置、発光ダイオード(LED)による光の流れで運転手に速度を維持するよう心理的に促す。内部で火災などが発生した場合、トンネル入り口で赤色警告灯が激しく明滅して運転手に危険を知らせる。

 このほか、京葉道路と交差する全国的にも珍しい地下JCT、将来、成田への玄関口となる北千葉JCT(仮称)の取り付け部なども公開された。

 同区間の工事には最盛期で、一日当たり四千人が作業に従事、開通までに延べ約三百万人がかかわった。

 十五日には市川市の地下区間でトラックにマイクロバスが追突した事故を想定した避難、救出、消火訓練が実施された。松戸、市川両市消防局職員、県警高速隊員ら約百人が参加した。バスの乗客を一キロごとに設けられた非常口から地上に誘導、トラックから運転手を助け出した後、出火したトラックに向け放水して消火した。

 開通は六月二日午後四時。通行料金は全線で普通車千二十円。自動料金収受システム(ETC)装着車は走行距離に応じた料金体系になる。

<東京外郭環状道路(外環道)> 東京都心から約15キロの環状道路で、計画では総延長約85キロ。都心部からの放射道路を相互に連絡し、都心の通過交通をバイパスさせることで渋滞緩和や環境の改善を図る。都心と周辺都市、京葉・京浜工業地帯などを連絡する。県内区間は松戸市小山−市川市高谷の約一二・一キロ。松戸や市川中央など四つのインターチェンジ(IC)、京葉と高谷の二つのジャンクション(JCT)が設けられる。今回の開通で全体の約6割が完成、東関東道、常磐道、東北道、関越道が接続される。

 

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