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【千葉】

コウノトリ 大空へはばたけ 野田市が来月2日に放鳥

放鳥を前に順調に成長している子どもたち=野田市で

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 絶滅が危惧されるコウノトリを野生で繁殖させようと、試験放鳥に取り組んできた野田市は、今年三月末に誕生した幼鳥三羽を六月二日、自然の中に放す。合わせて公募していた愛称の命名式も開く。

 三羽は市内の江川地区にある飼育施設「こうのとりの里」で飼育している雄のコウくんと雌のコウちゃんの子どもたち。検査の結果、一羽が雌であとの二羽は雄と判明した。

 愛称は今年四月、一般から募集、百三十件の応募があった。「コウノトリと共生する地域づくり推進協議会」(会長・鈴木有市長)が十点ほどを選び、市内の小学生による投票で決定する。

 当日は、こうのとりの里で午後一時半から命名式を開き、名付け親に感謝状と記念品を贈る。同二時二十分ごろ、飼育している観察棟の屋根のネットを開ける。その後、施設の管理棟で環境に配慮した農業の実践と生物の再生をテーマに講演会を開く。

 市は、市内に残る豊かな自然環境を守ろうと、コウノトリが舞う里づくりを目指している。二〇一二年十二月、多摩動物公園(東京都日野市)からつがいのコウノトリを譲り受け、飼育を開始した。一五年から六羽を試験的に放鳥、衛星利用測位システム(GPS)により現在、五羽が茨城、福島県内などで生息が確認されている。これらの実績を踏まえ今年、本格的な放鳥に踏み切る。

 三羽とも餌のアジ、生きたドジョウやオタマジャクシをついばんで、すくすく成長。二十三日現在で体重は三・七〜四・九キロに増えた。

 飼育を担当する千葉篤樹さん(25)は「放鳥後も市内に定着し、以前、放鳥したコウノトリたちとともに野田で繁殖してくれれば」と話している。

 問い合わせは市みどりと水のまちづくり課=電04(7125)1111(内線2694)=へ。 (林容史)

 

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