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【千葉】

ロボット世界大会「新人賞」 県内中高生チーム日本勢初

宮本泰介市長(右から3人目)に、世界大会「新人賞」を報告したメンバー=習志野市役所で

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 県内の中高生で結成したチームが、米国で開催されたロボット競技会世界大会に初出場し、新人賞に相当する「ルーキー・インスピレーション・アワード」を受賞した。世界各地で開かれた地域大会には計三千六百四十七チームが出場したが、日本からは東京都内のチームを含め二チームのみ。メンバーはロボットの組み立てとともに資金集めにも奔走し、日本チーム初の受賞という快挙を成し遂げた。

 チームは、東邦大付属東邦高校(習志野市)と渋谷教育学園幕張中学・高校(千葉市)の生徒らでつくる「SAKURA Tempesta(サクラ テンペスタ)」。昨年六月からメンバーを募るなどで活動を始めた。世界中の中高生を対象にしたロボット競技会「FRC」に出場することにし、今年三月にハワイであった地域大会で特別賞を受賞。四月下旬、米国・デトロイトであった世界大会への切符をつかんだ。

 ロボットの組み立てや大会への出場費、渡航費などが必要なため、メンバーはクラウドファンディングやスポンサー企業を探すなどで資金を調達。これまでにクラウドファンディングで約百七十万円、スポンサー分などを含めると計約三百五十万円を集めた。それでも、各個人が不足分を自己負担したという。

 世界大会に出場した十四人のうち、五人が二十九日に習志野市役所を訪れ、宮本泰介市長に受賞を報告。リーダーで東邦高三年の中嶋花音(かのん)さん(17)は、製作したロボットをハワイから直接、デトロイトに送ったため「故障や調整で大変だったけど、他国チームの人が助けてくれた」と、世界大会を振り返った。

 同校二年の島田早織さん(16)も「日本は初出場だったので、日本が好きな人や日本国籍の人が大勢、声をかけてくれたのがうれしかった」と声を弾ませた。

 チームは今後も千葉工業大学を拠点に活動、次回のロボット競技会に出場することにしている。 (保母哲)

 

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