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【千葉】

野田市で誕生のコウノトリ 自然界へ巣立って

飼育観察棟から飛び立ったきらら(野田市提供)

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 野田市は二日、江川地区にあるコウノトリの飼育施設「こうのとりの里」で今年三月に相次いで誕生した幼鳥三羽を自然界に放した。合わせて公募していた愛称の命名式を開き、三月二十四日生まれの雌は「きらら」、同月二十五、二十六日に生まれた雄はそれぞれ「りく」「だいち」と名付けられた。

 市内の小学生と鈴木有市長のカウントダウンで飼育観察棟の屋根のネットを開いた。三羽とも、しばらく施設内にとどまっていたが、夕方になってきららが飛び立ち、三日にはりくも施設外に出た。七日現在、きららは観察棟内に戻り、りくはそのまま飛び去ったようだ。

 愛称は今年四月に公募、百三十件の応募があり、「コウノトリと共生する地域づくり推進協議会」が十点ほどに絞り、市内の小学生約八千人の投票で決定した。

 市内に残る豊かな自然環境を守ろうと、市はコウノトリが舞う里づくりを掲げ、二〇一二年十二月、多摩動物公園(東京都日野市)からつがいのコウノトリを譲り受けて繁殖に取り組んできた。一五年から六羽を試験的に放鳥、現在、五羽が茨城、福島県内などに生息している。

 鈴木市長は「かつて放鳥したコウノトリが市に帰ってくるなど、これまでの取り組みが実を結び始めている」と話し、今後も本格的な野生復帰に向け、繁殖と放鳥を続けていく方針だ。 (林容史)

 

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