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【千葉】

虐待疑い「目視で確認を」 県検証委 保護解除後暴行死で報告

 市原市で二〇一四年、父親(26)=傷害致死罪で実刑確定=からの虐待疑いで県中央児童相談所(千葉市)に一時保護された長男=当時(八カ月)=が、保護解除直後に暴行死した問題で、県は十一日、弁護士らでつくる検証委員会による報告書を公表した。検証委は、児相や市町村が情報を共有し「児童の安全確認は目視で直接することが基本」とした。

 県や判決によると、中央児相は一四年五月、生後二カ月だった長男の右腕骨折は父親の虐待の疑いがあるとして一時保護。虐待と断定できず、同十月、母親の実家で祖父母の監視の下で養育することなどを条件に引き渡した。長男は同十一月、父親の暴行で死亡した。

 報告書では、保護解除の後、祖父母と同居した形跡がなく、児相職員による確認が不十分だったと指摘。父親は妻にも暴力を振るうなどしていたが、転居を繰り返す中で問題の把握が困難になり、長男の死亡につながったとしている。

 改善策として、転居先を確実に把握した上、児相や市町村職員が児童に直接会って安全を確認するよう指摘。警察なども含めた関係機関が情報を共有する「要保護児童対策地域協議会」の積極的活用も求めた。

 

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