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【千葉】

松戸女児殺害被告人質問 「めんどうな事件起きた」行方不明時の心境語る

閉廷後に記者会見するリンさんの父親レェ・アイン・ハオさん=千葉市中央区の県弁護士会館で

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 「事件当日は釣りの準備をしていた」−。松戸市立小学校三年のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9つ)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた同小の元保護者会長渋谷恭正(やすまさ)被告(47)の裁判員裁判。十四日に千葉地裁であった第八回公判の被告人質問で、渋谷被告は改めて無罪を主張した。

 この日、六十六席の一般傍聴券を求めて百四十四人が列をつくった。抽選は四日の初公判以来二回目。法廷で被害者参加制度を利用して公判に参加する父のレェ・アイン・ハオさん(35)らが待機する中、渋谷被告が午前十時の開廷に合わせてゆっくりと入廷。初公判と同じ黒色のジャージーに灰色の迷彩柄のズボン姿で、証言台には刑務官に両脇を支えられて座った。

 この日の被告の説明によると、リンさんが行方不明となった昨年三月二十四日朝、自身の子ども二人を軽乗用車で小学校に送り、車内で休憩してから自宅近くに止めたキャンピングカー内で釣りの仕掛けなどを準備。春休みに長男と行く釣りの下見のため、リンさんの遺体が見つかった現場付近を軽乗用車で走ったという。

 検察側からリンさんが行方不明になった時の感想を聞かれた際、被告は「めんどくさい事件が起きたと思った」と回答。当時、リンさんの通学先の小学校の保護者会長だったのにリンさんを捜さなかった理由を聞かれると「学校に依頼されなかったから」と答えた。

 ハオさんは、左手で頭を抱えながら被告の回答を聞いていた。閉廷後の記者会見では「被告はうそを言っているように感じた」などと語った。

 

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