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【千葉】

「市原の大きな魅力に」 「チバニアン」国天然記念物へ

国の天然記念物への指定が答申された地層がある養老川流域の壁面=市原市で

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 地球史のうち七十七万〜十二万六千年前の地質学上の時代区分を「チバニアン(千葉時代)」と名付けるよう国際学会への申請が続く中、チバニアンの根拠となる市原市の地層が、国天然記念物として認められる見通しとなった。国の文化審議会が十五日、文部科学相に指定するよう答申した。

 答申されたのは「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」で、指定面積は約二万八千平方メートル。房総半島の地殻変動と養老川の浸食で露出した地層で、七十七万年前に地球のN極とS極の向きが逆転した痕跡が良好な状態で残る。

 国の天然記念物に指定されれば、県内では十八件目(特別天然記念物一件を含む)となる。

 「市原の大きな魅力になる」。十五日の吉報に、市観光協会の松崎浩一会長(65)は声を弾ませた。同市は来年、ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の出場チームの公認キャンプ地として選ばれている。「地層が位置する静かな川沿いの環境は、選手が休息する癒やしの場として最適。滞在の合間に見学し、世界に市原の名を広めてほしい」と語った。

 小出譲治市長は「希少な学術資料としての価値が認められた。地層学などの研究材料として、適切な保存、保護措置を図り、地域の活性化に取り組んでいきたい」とコメントした。

 

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