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【千葉】

県内宿泊の外国人観光客 レンタカーで銚子や南房総へ

 銚子・九十九里・南房総へレンタカーで繰り出し、温泉を楽しむ−。ちばぎん総合研究所(千葉市)が二〇一七年度に県内に宿泊した外国人観光客の周遊ルートを調べたところ、こんな一面が明らかになった。増え続ける訪日外国人を取り込むため、同総研は宿泊拠点地域の連携の必要性を説く。(村上豊)

 調査は昨年八〜十一月、県内二十八の宿泊施設に五カ国語で表記されたアンケート用紙を置き、三百七十人に回答してもらった。成田空港から入国して東京ディズニーリゾート(TDR)と東京観光を楽しむ周遊ルートが定番だが、日本を複数回訪れるリピーターには、県内を周遊する姿がうかがえた。

 宿泊地別の周遊パターンをみると、銚子・九十九里・南房総地域の宿泊者はレンタカーで温泉を回ったり、犬吠埼灯台やマザー牧場、鋸山・日本寺を訪れたりした。成田空港周辺・印旛地域の宿泊者は、飛行機搭乗までの空き時間などを利用して成田山新勝寺や酒々井プレミアム・アウトレットなど空港近くに出向いていた。

 旅行の方法は宿泊予約サイトを利用したフリープランが多く、県内の訪問回数は初めてが64・6%、二回目が14・8%、三〜五回目は12・8%の順。県内滞在日数は一〜二日が64・7%、三〜五日が27・6%だった。

 アンケート結果について、同総研の関寛之調査部長は「外国人観光客が成田空港から千葉県を素通りせず、(空港からバスや鉄道などの)二次交通がなくても、レンタカーで効率的に回っている」と分析した上で、「都内から一〜二時間で風光明媚(めいび)な自然が味わえる千葉県のポテンシャル(潜在能力)の高さが分かった」と指摘する。

 さらに県内の観光入り込み客数が二〇二〇年には一五年に比べ二倍の五百八十二万人に増えるという推計を踏まえ、宿泊拠点周辺の連携した取り組みや県内百カ所近くある温泉地の売り込み、宿泊予約サイトの多言語化を観光業界に提言する。

 

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