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【千葉】

大阪北部地震で女児死亡 ブロック塀「要改善」68件

 大阪府北部の地震で小学校のブロック塀が倒れ、四年生の女子児童が死亡した事故を受けて、県は十九日、通学路にある危険なブロック塀六十八件について再調査の検討を始めた。千葉市は二十日までに市立学校の校内のブロック塀の緊急点検を実施。今後、通学路で倒壊の恐れがあるブロック塀などが見つかれば、「安全マップ」に記入するよう、各学校に求めた。

 県建築指導課によると、県が管轄する三十三市町村のうち、通学路に面したブロック塀を毎年二月に調査。今年もひび割れしていたり補強が不十分だったりした六十八件に補強するよう是正指導した。ほとんどが住宅や店舗の塀などで、十年前と比べて三十件ほど減ったが、改善が進んでいないという。

 この調査は、一九七八年六月の宮城県沖地震を機に始まり、県は小学校や幼稚園、保育園のスクールゾーンにある民家のブロック塀や石塀を毎年、点検している。八七年十二月の千葉県東方沖地震では、市原市でブロック塀が倒れて下敷きになり、女性が死亡するなど多くの被害が出た。

 県教育委員会は十九日、各市町村教委や県立高校・中学校・特別支援学校計約百六十校の校長に対し、学校施設の耐震対策や通学路の児童の安全について点検するよう通知を出した。

 千葉市教育委員会は二十日までに市立小学・中学・特別支援学校・高校計百七十一校で校内のブロック塀の緊急点検を行った。今後、点検結果をもとに、技術職の市職員を派遣して大地震で倒壊する恐れがないか、詳しく調べる方針。

 各学校の緊急点検では、ブロック塀の高さ、位置、塀を支える「控え壁」があるかどうかなどを確認した。各学校は今後、通学路の調査も行う。

 通学路に倒壊の恐れがあるブロック塀などの建造物が見つかれば、学校ごとに作る「安全マップ」に場所を記入してもらう。安全マップは毎年度、各学校が交通事故の危険がある場所や不審者情報などを基に作成。二〇一八年度は通学路の調査結果を踏まえ、八月下旬から九月をめどに作る方針。

 

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