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【千葉】

巨大な「変形万華鏡」 造形作家の井口さん出展 船橋・子ども美術館

SLをイメージした巨大な万華鏡作品と井口さん=船橋市のふなばしアンデルセン公園・子ども美術館で

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 木製の大きな変形万華鏡作品をのぞき、普段とは違う風景を楽しんでもらう企画展が、船橋市金堀町のふなばしアンデルセン公園・子ども美術館で開かれている。三枚のガラスを通して見えるのは、内部に入れられた小片による対称模様ではなく、周囲の風景。出展した造形作家の井口雄介さん(33)は、「当たり前にある周囲の風景が、ちょっと変わった風景になる。新しい世界が見えるはず」と話している。 (保母哲)

 井口さんは武蔵野美術大大学院を卒業後、埼玉県所沢市に工房を構えている。「風景を変える」をテーマに木製作品を手掛けており、「鏡を組み合わせた、万華鏡を通して見える世界が面白い。作品の中に、周囲の風景を取り込みたい」と二〇一四年からは、主に木製の変形万華鏡作りに力を注いでいる。

 「HELLO NEW WORLD いつもの世界を新しく」と題した企画展に出品したのは、蒸気機関車(SL)をイメージした縦横各六メートル、高さ二・四メートルの大作など計六点。この作品は黒く塗られ、重さは万華鏡部分が二百キログラム、台座を含めると五百五十キログラム。「SLの機能美を、万華鏡に込めたかった」と言い、縦横各三メートルの作品もある。

 万華鏡を自らの力で左右に動かすことで回転させ、風景が違って見える仕組み。天体の角度などを測る六分儀にちなんだ作品や、切れかけて点滅する円形蛍光灯八十本を並べた作品なども披露された。

 美術館中庭には、長さ数十センチ〜二メートルの木材を立方体に組み立て、計百八十個を組み合わせた作品も展示。井口さんは「四角を重ねると、四角じゃない形になる」と説明する。

 企画展は七月二十二日まで。入場無料だが、アンデルセン公園の入園料が必要。問い合わせは、子ども美術館=電047(457)6661=へ。

 

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