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【千葉】

印西市長、人事案に反対 北総鉄道の株主総会で高額運賃に不満

株主総会出席後、集まった沿線住民たちの前に現れた板倉正直印西市長(右から2人目)=鎌ケ谷市で

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 北総鉄道(本社・鎌ケ谷市)の株主総会が二十二日開かれ、株主の印西市の板倉正直市長は、取締役八人を選任する議案に反対した。高額運賃に関する会社の説明が納得できないため、としている。板倉市長は、今後も値下げに向けた動きがなければ、株主代表訴訟の提起も検討するとの意向を示した。

 北総鉄道には、印西市や白井市、鎌ケ谷市など沿線六市や県が出資し、株主になっている。沿線の住民団体や印西市は、北総鉄道が千葉ニュータウン鉄道に支払っている線路使用料が過大で高い運賃の要因になっているとして、運賃値下げを求めてきた。

 議案は、北総鉄道の平田憲一郎社長や千葉ニュータウン鉄道の室谷正裕社長ら七人の再任と、新任一人の役員人事に同意を求めた。板倉市長の他に反対した株主はなく、原案通り可決された。

 総会後、本社前で取材に応じた板倉市長は「平田社長は認可を下ろす国土交通省出身。天下りの出来レースではないか」と指摘。議案に反対した理由を「高額運賃に対する住民の不満が高まってきたため」と述べた。

 総会で板倉市長は、高額運賃の背景と指摘される線路使用料の不合理性などについて質問したが「ゼロ回答」だったという。株主代表訴訟の提起を視野に、庁内に勉強会を発足させる考えも示した。

 本社前には、印西市や白井市の住民でつくる「北総線の運賃値下げを実現する会」のメンバー約二十人が集まり、運賃の値下げを訴えた。

 株主総会後の取締役会で、平田氏は北総鉄道の会長に、室谷氏が同社社長に就任することが決まった。 (堀場達)

 

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