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【千葉】

<ひとキラリ>全日本選手権で最年少V 体操界のホープ 船橋出身・谷川翔選手

全日本体操個人総合選手権で優勝した際のメダルと表彰状を手にする谷川翔選手=船橋市役所で

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 四月の全日本体操個人総合選手権で初優勝した、順天堂大二年の谷川翔(かける)選手(19)。同選手権では五輪金メダリストの内村航平選手の十一連覇を阻止し、二〇二〇年東京五輪の日本代表候補として一躍、スポットライトを浴びた。「目標は東京五輪で、個人、団体戦とも優勝すること」。穏やかな口調ながらも、その視線は二年後に向けられている。 (保母哲)

 全日本選手権では、内村選手と同じく五輪金メダリストの白井健三選手らを抑え、谷川選手は十九歳二カ月と史上最年少で優勝。選手権前から好調だったといい、「予選で2位となり、『いけるかな』と思った」と振り返る。日本体操界のエース・内村選手の印象は「体操への思いがすごい。人生をかけている」。

 船橋市出身で、小学一年のとき、二つ年上の兄・航(わたる)選手(順天堂大四年)に続いて地元スポーツクラブで体操を始めた。市立法田中三年で出場した全国中学校体操競技選手権大会で優勝。市立船橋高に進み、全国高校総体で団体優勝を経験した。

 全日本選手権に続き、五月のNHK杯体操に出場。一時は首位に立ったものの、鉄棒で落下し、4位にとどまった。「全日本選手権で優勝し、それまでは挑戦者だったけど、今度は追われる側になった。やはり、プレッシャーがあったのかな」と自己分析しつつ、「でも、昨年と比べると、信じられないような好成績を残せているから」と前を向く。

 その全日本選手権では、兄の航選手も7位に入賞。「東京五輪に(兄と)一緒に出場できるのが一番いいんですが…。まずは、自分が出られるようにしないと」。高校生時代から悩まされてきた腰痛が昨年、悪化。満足な練習ができなかったが、現在は回復し、「体操ができる幸せを感じています」を笑顔を見せる。

 現在は一日四時間ほど練習しており、次なる目標は十〜十一月にカタール・ドーハで開催される世界体操競技選手権大会に日本代表として出場すること。今月三十日〜七月一日に群馬県高崎市で開催される全日本体操種目別選手権で、代表枠の獲得を目指す。

 今月十四日には船橋市役所に松戸徹市長を訪ね、全日本選手権の優勝を報告。松戸市長は「日本体操界のホープとして期待されており、大変だと思うが、頑張ってほしい」と激励していた。

 

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