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【千葉】

地震動予測地図 震度6弱以上の確率 千葉市が85%

 政府の地震調査委員会が二十六日に公表した全国地震動予測地図では、今後三十年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は千葉市が85%と、都道府県庁所在地で最も高かった。市民らは非常食の備蓄などを進め、市も対策に力を入れている。

 千葉市中央区の十四階建てマンションに住む渡辺敬志さん(70)は「震度6弱以上の揺れは想像できず不安。備えるしかない」と話す。このマンションの自治会は、大地震が起きた場合、一週間は自分たちで生活できるよう非常食、医療用品、簡易トイレなどの準備を進めている。

 県内では今月に入り、地震が多発している。房総半島沖でプレート同士が地中の境界でゆっくり滑る「スロースリップ」が地震を誘発しているとみられ、十二日朝に県東方沖を震源にマグニチュード(M)4・9の地震が発生して県南部で最大震度3を観測。二十一日までに地震が複数回、発生した。

 千葉市は、スロースリップについて銚子地方気象台に問い合わせるなど、情報収集を続けている。

 市危機管理課の担当者は、全国地震動予測地図について「市としてできるだけ備えを進め、市民の皆さんに防災意識を高めてもらうようにしたい」と話している。

 市は二〇一八年度から、「感震ブレーカー」の設置費を補助する制度を始めた。同ブレーカーは、大地震による停電が復旧した際、断線した電気コード等からの出火を防ぐため、強い揺れが起きると電気を自動的に止めるもの。一六年の熊本地震などを踏まえ、今年三月には地域防災計画を修正。建物の耐震化や家具の転倒防止の取り組みを加速させることなどを盛り込んだ。 (中山岳)

 

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