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【千葉】

健康で楽しく野菜作り 市川の市民農園 地域環境美化功績者として環境大臣表彰

村越祐民市長(中)に地域環境美化功績者の受賞を報告する、市民農園の利用者代表ら=市川市で

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 「農作業が健康の源なんです」。笑顔でそう話す人たちが精を出すのは、市川市柏井町にある市民農園「柏井きらくファーム」での野菜作り。ともに自家消費などする野菜を育てながら、畑の周囲に花を植えるといった活動が評価され、環境大臣から本年度の地域環境美化功績者として表彰状が贈られた。 (保母哲)

 表彰されたのは、同ファームと、利用者でつくる「柏井きらく会」。市川市北東部に位置するこの市民農園は、同所の鈴木庸夫(つねお)さん(62)が遊休農地だった約二千七百平方メートルを提供し、二〇〇一年に開設された。五十六区画があり、一区画当たりの面積は三十平方メートルと五十平方メートル。

 各区画で栽培する野菜の周りには、利用する人たちが好みの花をそれぞれ植栽。農園の周囲にはアジサイを植え、園内と周辺での除草や生け垣の刈り込みといった美化活動が評価された。

 園主である鈴木さんは、「地元の人と利用者が一緒に収穫祭である芋煮会を開くなど、和気あいあいと農作業を楽しんでいます」と、農園での野菜作りを説明。鈴木さんは現在、市農業士等協会の会長であり、二〇一五年には生産したナシが農林水産大臣賞を受賞している。

 きらく会代表の杉村豊さん(71)はほぼ毎日、畑に通い、現在はキュウリやトマト、ナス、ズッキーニなどを手掛けている。「農作業は健康にいい。利用者のみんなで力を合わせて草取りなどの作業を続けてきたことが、今回の受賞につながった」と話した。

 利用者同士は日々の農作業や月例会などで交流している。モグラ、カラス、ハクビシンなどの被害が「悩みの種」と杉村さんは笑った。

 地域環境美化功績者は本年度、全国で六十件の団体・個人が受賞した。県内からは、流山市倫理法人会との二件だった。

 鈴木さんと杉村さんら四人は二十一日、市川市役所に村越祐民市長を訪ね、受賞を報告。農園での活動状況を聞きながら、村越市長は「都市近郊型農業の市川でも、遊休農地の活用が大切になっている。今後も楽しく活動してほしい」と応じていた。

 

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