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【千葉】

成田空港、五輪へ事業費337億円 選手団用臨時ターミナルなど

 成田国際空港会社(NAA)は二十八日、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向けた具体的な取り組み内容を発表した。事業費は三百三十七億円。夏目誠社長は記者会見で「お客さまを安全かつ円滑に受け入れ、日本の表玄関としての使命、役割をきちっと果たしていきたい」と述べた。

 五輪の開催で空港が最も混雑するのが閉会式直後。過去の大会では、一二年のロンドンは空港に混乱はなかったものの、一六年のリオデジャネイロで大きな混乱が生じ、その原因が臨時ターミナルの有無だったという。

 五輪本番での空港利用は羽田と分散されるが、成田のピークは過去最高の出国旅客数の一・三倍となる七万二千人程度を見込む。NAAがすでに明らかにしている各国選手団用の臨時ターミナル設置はこうした事情を踏まえた。場所は第二旅客ターミナルの二カ所で、五輪閉会式の翌日から三日間のみ運用する。

 また、選手らの手荷物を事前に預かって保安検査などを済ませる臨時手荷物集積所は整備地区に設ける。ほかに入国時の手荷物受取場の増設、ビジネスジェットの臨時スポットや臨時ゲート整備など、選手や関係者、要人に対応する事業として二十九億五千万円を見込む。

 このほか、保安検査の強化で六十七億五千万円、ユニバーサルデザインのエレベーター改修や増設などで百三十億円、トイレの全面改装や道路の混雑緩和、立体駐車場整備といったターミナル改良に百十億円を投じる計画だ。

 一方、東京五輪・パラリンピックまでにA滑走路の運用時間を一時間延ばすなどの機能強化実現に向け、前提となる周辺約九百戸の内窓設置工事について、成田空港周辺地域共生財団が実施主体となる方向で協議していることを明らかにした。夏目社長は「秋口からスタートしたい。住んでいる人の希望を確認しながら工事に入っていく」と述べた。 (小沢伸介)

 

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