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【千葉】

「赤レンガ」の存在を知って 保存活動の市民団体がDVD制作

2階の第一倉庫跡。貴重な内部の映像となった=赤レンガをいかす会のDVDから

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 市川市国府台に残る旧陸軍施設「赤レンガ」を巡り、保存や有効活用に向けて活動する市民団体「赤レンガをいかす会」が、DVDを制作した。歴史的建築物への関心を高めるのが目的で、いかす会は「上映会などで活用してもらえれば」と話している。(保母哲)

 建物はれんが積みの二階建てで、間口二十メートル、奥行き八メートル。明治時代、一帯には国立大学校の建設が一時計画されたものの、立ち消えとなって軍事施設が建てられ、赤レンガは武器庫として活用された。第二次大戦後には、千葉県血清研究所として二〇〇二年まで使われていた。現在は県が所有・管理しているが、老朽化が進むなどして一般市民は立ち入ることができない。

 DVDは「赤レンガ100年の歴史的背景」「国府台赤レンガの文化的価値〜数少ない日本のフランス積み」など四章からなり四十三分。一般市民を対象に、いかす会が行った見学会で撮影された建物の内部や、軍事施設から研究所へと変わってきた様子などをまとめた。

 赤レンガの保存に向け、今年四月の市長選再選挙で初当選した村越祐民市長は五月、建物と土地の取得に向け、所有する県と協議する意向を表明。いかす会代表の吉原広さん(68)は「ぜひ、前向きに検討してほしい」と期待している。

 DVDは一枚千円で一日に発売した。また、いかす会が以前、作成したガイド本「市川国府台の赤レンガ建築物〜その保存と活用を求めて〜」(A5判、百二十ページ)を増刷し、五日から一冊五百円で販売する。

 問い合わせは、スペースにわにわ内のいかす会事務局=電047(369)7522=へ。

 

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