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【千葉】

お帰り!ゆめ花 沖縄での妊活断念 市原ぞうの国へ

「ぞうさんショー」のため、10頭のゾウを引き連れて入場するゆめ花=市原市の市原ぞうの国で

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 昨秋から沖縄県内の動物園で「妊活」に挑戦していた市原ぞうの国(市原市)のアジアゾウ「ゆめ花(か)」(雌、11歳)が、ぞうの国に戻り、8日、報告会を兼ねたぞうさんショーで約8カ月ぶりに元気な姿を見せた。現地の雄ゾウとの繁殖はかなわなかったが、今後も相手を変えて妊活を続けるという。 (美細津仁志)

 坂本小百合園長によると、ゆめ花は昨年十一月、沖縄県沖縄市の「沖縄こどもの国」に出発し、雄のアジアゾウ「琉人(りゅうと)」(十五歳)と共同生活を送った。二頭は柵越しに仲良くしていたが、四月に琉人を担当する飼育員が体調を崩して休職したことなどから、ペアリングを断念した。

 今月四日に沖縄を出発。途中、中国地方を襲った豪雨の影響で経路を大幅に変更。市原まで船とトラックで約二千三百キロを六十六時間かけて移動し、七日昼に到着したという。

 沖縄ではバナナの葉やサトウキビをモリモリと食べ、体重は〇・三トン増えて三・一トンに。八日のぞうさんショーでは少しふっくらとした姿を見せると、家族連れから「お帰りー」の歓声と大きな拍手がわいた。

 長旅の疲れを考慮して、特技のお絵描きは「封印」した。妹の雌ゾウのりり香(四歳)と雄ゾウの結希(同)がヒマワリやカニを上手に描く様子をうれしそうな様子で見守った。ショーへの本格復帰は今月中旬ごろという。

 ゆめ花はぞうの国で生まれた初めてのゾウで、国内でも過去に日本生まれのゾウが妊娠、出産した例はない。沖縄出発前に集めた募金約二千万円のうち約一千万円が残っており、今後の繁殖活動の資金に充てる。

 坂本園長は「ゾウは十代で第一子を生むのが理想でチャンスはまだある。これからもゆめ花のパートナー探しを続けていきたい」と話した。

 

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