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【千葉】

東京五輪競技会場の一宮町で本紙記者がサーフィン体験  

元プロサーファーの岡野教彦さん(手前左)にサーフボードの立ち方を教わる黒籔記者(手前右)=一宮町東浪見の一宮海岸で

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 2020年東京五輪でサーフィンの競技会場となる一宮町で、マスコミ関係者を対象にしたサーフィン体験会があり、記者も参加した。15年前の高校生の夏以来、2回目。講師の的確なアドバイスで波に乗る爽快感を味わえたが、原稿を書く際の二の腕の痛みに、日ごろの運動不足を痛感した1日となった。 (黒籔香織)

 九日の体験会には、新聞やテレビの記者十一人が参加。二班に分かれ、サーフショップ「CHP」(一宮町東浪見)と「HIC」(同町一宮)でレッスンを受けた。

 記者がレッスンを受けたのは、一九七六年設立の町内では最も歴史のあるサーフショップCHP。二代目社長の中村新吾さん(54)と、元プロサーファーの岡野教彦さん(62)が、講師役を務めてくれた。

 ウエットスーツに着替え、初心者用のスポンジ素材のボード「ソフトボード」を担ぎ、店前の一宮海岸に向かう。砂浜では、ボードの上でどう立てばよいか岡野さんから教わった。

 ボードにうつぶせになり「一、二、三」の掛け声で、腕立て伏せをして上体を起こす。素早く左足をボードの真ん中に、右足はボードの後ろに置く。左足は斜め四五度、右足はボードに直角。体は横を向きながら、顔は進行方向を見る。立てたら両手を「ヤー」と突き出し、膝を曲げて中腰の姿勢を取る。

 一連の動作を頭では理解できても、体が追い付かない。「後は体で覚えるのみ。たくさん(海に)落ちてください」と岡野さん。わずか十分程の講義後、早速海に入った。

 本来は、ボードに腹ばいになり、クロールのように波をかいて自力で進む「パドリング」で波に乗るが、今回は中村さんらに後ろから押してもらった。最初は立たずに波に乗る感じを味わった。

 「じゃあ立ってみよう」と中村さんから声がかかる。十回以上落ちた後、ついに立てた。立つ瞬間、一瞬無音になり、波と自分だけがいる感覚に陥った。うれしくて振り返ったら、また落ちた。

 「後ろは向かない。ちゃんと見ているから」と注意を受けた。この日はどんどん波が押し寄せ、一時間半のレッスンはあっという間に終わった気がした。

 中村さんらによると、同町の釣ケ崎海岸が東京五輪会場に決定後、サーファーが増えた。だが、上級者が練習する場所で初心者がサーフィンをし、事故につながりかねない状況も生まれつつある。

 中村さんは、専門知識を持つ地元の店で体験会を受講することを勧める。「五輪でサーフィンに注目が集まるからこそ、海のルールや正しいサーフィンの情報を伝えていきたい」と話した。

 

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