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【千葉】

ドイツの旋律 伝えたい 千葉女子高オケ部が特別出演 来月1日、習志野で音楽会

練習を重ねる千葉女子高オーケストラ部の部員たち=千葉市の同校で

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 第1次大戦時、習志野市に開設された習志野俘虜(ふりょ)収容所にちなんだ音楽会が八月一日、同市民会館で催される。地元の音楽愛好家団体が主催し、県立千葉女子高校(千葉市稲毛区)オーケストラ部も特別出演。生徒たちは同収容所内で百一年前、ドイツ兵が作った曲などを披露する。(保母哲)

 習志野俘虜収容所では、中国で捕虜になったドイツ兵ら最大約千人が収容された。市民にもあまり知られていない、こうした歴史に同部顧問の山岡健教諭(58)が関心を持ったことなどから、収容所内で病死した兵士らを弔うため船橋市営習志野霊園で毎年営まれる「ドイツ兵慰霊祭」で、オーケストラ部の生徒が生演奏している。

 そのオーケストラ部の部員は現在、百二十六人。交響曲・協奏曲から映画音楽などと幅広く、日本舞踊やフラメンコにも挑戦している。二年に一度の欧州公演も続けており、今春はドイツで難民支援のチャリティーコンサートを開催。昨年の日本学校合奏コンクール全国大会グランドコンテスト・高校の部で金賞を獲得するなど活躍している。

 今回の音楽会で披露するのは、百一年前に作られた「閉じておくれ 僕の眼(まなこ)を」、習志野俘虜収容所が日本での初演ともされる「美しき青きドナウ」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の三曲。一、二年生二十二人が出演する。

 部長の大関理紗子さん(16)、副部長の飯塚あのんさん(16)=いずれも二年=は「ドイツでのコンサートで感じたことなどを伝えられるような演奏をしたい」と話す。山岡教諭は、全日本高校オーケストラ連盟の理事長にも就いており、「各地にあった俘虜収容所から、さまざまなドイツやヨーロッパの文化が日本に伝えられた。今回の音楽会が、こうした歴史を知る機会になるといい」と期待する。

 音楽会は午後一時半開場、同二時開演。主催団体である町の音楽好きネットワークのメンバーによる演奏、「収容所内でのビール製造」をテーマにしたトークなどがある。チケットは「習志野ソーセージ」付きで、前売り大人二千円、子ども(小学六年まで)千円。当日は二千三百円と千円。申し込みは、同ネットワーク=電090(3808)4163=へ。

 

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