東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

野田市、和解案受け入れへ UR木製歩道橋訴訟で

 二十五年間はメンテナンス不要とされた木製歩道橋の腐食が進み、十三年間で撤去を余儀なくされたとして、野田市が、橋を無償譲渡した独立行政法人・都市再生機構(UR)に損害賠償を求めた訴訟で、市は、東京高裁の和解案を受け入れる方針を決めた。和解案はURが解決金千七百万円を支払う内容で、三十一日の市議会臨時会で議決を求める。

 木製歩道橋は、UR(当時は住宅・都市整備公団)が市内のみずき地区での大規模な宅地開発事業の一環で建設した「とんとんみずき橋」で、一九九八年三月に完成した。

 市によると、全長一九三・五メートル、幅六〜四メートルで、木造歩道橋としての橋面積は日本一とされた。二〇〇二年に市に譲渡され、公募で名前を決定、地域のシンボルとして親しまれてきた。

 しかし一〇年、市の点検で腐食の進行が確認されたため橋を全面通行止めにし、一一年の東日本大震災後、URが中央部分を解体、撤去した。

 市は一四年五月、URに歩道橋の再建と点検、補修費用など四億二千七百万円を求め千葉地裁松戸支部に提訴したが、同支部は今年二月に市の請求を棄却。市は同三月に東京高裁に控訴し、今月二十日、高裁から和解案が示された。

 市は和解成立後、残った橋を撤去する方針。鈴木有市長は二十六日の定例会見で「先が見えない裁判を続けるより、早く解決して次の段階に進まなければと考えた」と話した。

 UR広報室は「現在、係争中の案件なので回答は差し控えたい」としている。 (林容史)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報