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【千葉】

夢舞台「光り輝く瞬間へ」 県立松戸高演劇部、来月長野で全国大会

全国大会の公演に向け稽古に励む部員たち=松戸市で

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 高校演劇の夢の舞台「第64回全国高校演劇大会」(主催・全国高校演劇協議会)に県立松戸高校演劇部が出場する。全国から選ばれた強豪校が一堂に会し、完成に向け磨き上げてきた舞台を披露する。部員たちは「県松が一番、光り輝く瞬間」を目指し、稽古や大道具作りに取り組んでいる。 (林容史)

 全国大会は八月七日に長野県で開幕する「第四十二回全国高校総合文化祭(2018信州総文祭)」に合わせて開催される。全国八ブロックの推薦校と開催枠の代表計十二校が上演する。上位四校は、国立劇場(東京都千代田区)で行われる全国高校総文祭優秀校東京公演に推薦される。

 同校が全国大会に出場するのは二〇一五年に続いて二度目。昨年十一月、地区代表として「県高校演劇研究中央発表会」に出場、最優秀賞に輝いた。さらに今年一月、甲府市で開かれた「関東高校演劇研究大会(南関東ブロック大会)」でも最優秀賞に選ばれ、全国大会の切符を手にした。

 オリジナル作品「Time After Time〜インディアンサマーより〜」で全国に挑む。

 不登校の友人を教室に戻そうと奮闘する女子高生。文化祭に仮装して出演させたり、体育祭の綱引きに参加させたり、あの手この手で、ついにあす教室に来る約束を取り付ける。しかし友人は、二度と学校に姿を見せることはなかった。二十五年後、彼女たちの人生は思わぬ形で再び交わることに…。

 シナリオを手掛けた演劇部顧問の阿部順教諭は「不登校の経験のない生徒たちが不登校を演じ、体験した。解決策は見つからないが、人生には必ずその先があるんだということを伝えたい」と説明する。

高校演劇の最高峰に挑戦する県立松戸高校演劇部

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 主演の三年の高橋菜々香さん(17)は「何も解決しない現実を突き付けられる。それがかえって高校生にとって身近に感じられるはず」。同じく主演の三年の栗原七海さん(18)は「劇を見た人が『自分も生きようと思った』と話してくれた。多くの人たちの心に響く演技をしたい」と力を込めた。

 部長の三年の外尾風音(ほかおかざね)さん(18)は「部員同士がぶつかり合いながらここまで来られた。良いものが見せられるよう、悔いのないようやりたい。このメンバーで少しでも長くできれば」と話す。

 全国大会は八月七〜九日、長野県上田市のサントミューゼで開かれる。同校は最終日の九日、大会の取りを務める。大会に先駆け二日午前十時から、市民らに向けて松戸市民会館で公演する。入場無料。

 

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