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【千葉】

県内で2日開幕 世界女子ソフト 佐倉出身・中村藍子さん ボツワナ代表コーチとして凱旋

交流会で児童の質問に答える中村藍子さん(中)=佐倉市立上志津小学校で

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 8月2日に県内で開幕する第16回WBSC世界女子ソフトボール選手権大会で、佐倉市出身の中村藍子さん(39)がボツワナ代表チームの打撃担当アシスタントコーチとして帯同し、市内で事前キャンプをしている。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として選手たちに技術指導してきた成果が実り、チームはアフリカ予選に優勝して本選出場を決め、念願だった凱旋(がいせん)を果たした。 (小沢伸介)

 練習の合間を縫い、二十五日には主力選手らと市立上志津小学校を訪問した。交流会が体育館であり、選手が投球練習を披露すると、球の速さとボールがミットに収まる大きな音に、児童二百八十二人から大きな拍手と歓声が上がった。

 中村さんは「好きなことをずっと求めて、嫌いなことにも頑張って取り組みながら、ここに立っている。将来、悩むことも出てくるだろうが、どんどんチャレンジして未来につなげてほしい」と語りかけた。

 中村さんは市立井野中学校でソフトボールを始め、八千代松陰高校、日本体育大学、実業団で主に内野手として活躍。現役引退後にJICAボランティアに応募し、二〇一七年一月からボツワナソフトボール協会で勤務している。

 世界選手権の県内開催は派遣前から決まっていた。「ボツワナの本選出場と、佐倉市での事前キャンプで地元に恩返ししたい」。こんな目標を掲げて、遠いアフリカ南部へと旅立った。

 持ち前の明朗快活な人柄で現地に溶け込み、代表チームの育成や巡回指導で競技力向上に取り組む。日本からはボールやバット、グラブが届き、球技場の整備計画も進行中。中京大学女子ソフトボール部のボランティア指導も受け入れた。

 中村さんは「選手の技術面の向上は簡単でないが、心の面で少しずつ変化を感じているところ。JICAを通じて日本からいろんなサポートがあり、とても感謝している」と話す。

 世界選手権では、八月三日午後七時から成田市のナスパ・スタジアムでの日本戦を皮切りに、七試合を戦う。「厳しい戦いになると思うが、アフリカンパワーみなぎるアグレッシブな部分を見てほしい。日本を感じながら楽しくプレーし、一つでも多く勝てれば」

 次の目標は二〇年東京五輪だ。アフリカ・欧州予選での優勝が出場の条件となる。「可能性がある以上は目指したい。協力隊の任期は来年一月までだが、滞在の延長をお願いし、五輪予選が終わるまで責任を持って彼女たちを引っ張っていきたい」と意気込んだ。

 

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