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【千葉】

学び直し 夜間中学で 来春、松戸市が「みらい分校」

夜間中学の市立第一中学校みらい分校が設置される旧古ケ崎南小学校=松戸市で

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 県内で2番目となる公立の夜間中学「松戸市立第一中学校みらい分校」が来春、松戸市に開校する。市は入学を希望する生徒の第1期募集を8月31日まで実施している。2016年12月の教育機会確保法の成立を受け、公教育の受け皿を充実させるため、市が単独で設置する。 (林容史)

 今回、中学を卒業したものの不登校などで十分に勉強できず、学び直しを希望する生徒の夜間中学受け入れも法制化された。

 〇五年に廃校になった同市古ケ崎の旧市立古ケ崎南小学校の二、三階の教室を夜間中学として使用する。四千八百万円をかけて教室を改修し、机や椅子などの備品もそろえる。

 授業は午後五時二十五分から始まり、四十分授業が四時間目まである。週五日、年間二百日程度登校する。教員免許を持っている先生が教える。授業料は無料で教科書も無償で提供される。三年間、学業に励み、知識を身に付けた生徒に卒業証書を授与する。

 みらい分校の入学資格は義務教育年齢の十五歳を超えた市民で、国籍は問わない。市外の県民は居住する市町村の教育委員会が発行する副申書の提出が必要になる。

 応募状況をみて今秋にも第二期募集を行い、入学説明会の開催も予定している。市教育委員会は生徒数四十〜五十人、三クラスほどでスタートしたい考えだ。

 市教委教育改革室の千葉貴子室長は「夜間中学には勉強する意欲があり、経験や国籍などさまざまな人たちが集まって来る。新しい学びの文化が生まれれば、市民の生涯学習意欲にも良い影響を与えるのでは」と期待を寄せる。

<夜間中学> さまざまな事情で中学校で勉強できなかった人たちが学ぶ場。戦後の混乱期に中学に通えなかった人たちのために設置された夜間教室が始まり。教育機会確保法で全ての地方公共団体に夜間中学における就学機会の提供が義務付けられた。県内では市川市が1982年、調理師免許を取得するため中学校卒業資格を得たいという市民の声に応え、市立大洲中学校に夜間学級を設置した。このほかボランティアによる自主夜間中学などもある。

 

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