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【千葉】

戦争…惨禍伝える夏

広島市旧市庁舎の側壁と敷石を譲り受けて建立された「平和の記念碑」

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◆我孫子市 被爆者と協力、行事

 広島、長崎に原爆が投下されて七十三年。我孫子市は今月、市内在住の被爆者らと協力し、戦争の悲惨さを伝えていくための行事を市生涯学習センター・アビスタで開催する。

 三〜十六日には、原爆の恐ろしさを記録した写真や資料、市民が折った千羽鶴を展示して紹介する。会場の一階通路に、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さん作の折り鶴「禎子鶴」が常設で飾られている。

 近くの手賀沼公園では十一日午前九時半〜十時半に平和祈念式典を予定。被爆した旧広島市庁舎の側壁と敷石を同市から譲り受け、沼の畔(ほとり)に建立した「平和の記念碑」の前で、広島に派遣された我孫子市の中学生の報告、黙とう、献花を行う。

 同日午前十一時からは女優の綾瀬はるかさんが出演し、「万引き家族」でカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞の是枝裕和さんが監督した朗読劇映画「いしぶみ」をアビスタホールで上映する。作品は被爆した広島二中の生徒らの運命を追ったテレビドキュメンタリーを劇場用に再編集した。

 上映会は先着百人で、入場無料。問い合わせは我孫子市企画課=電04(7185)1426=へ。(堀場達)

平和を願い、折り鶴や短冊をささげる参列者ら=匝瑳市で

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◆匝瑳市 平和の願い折り鶴に託す

 恒久平和を願う式典が一日、匝瑳市のJR八日市場駅前広場で開かれ、市内のお年寄りや中学生、ボーイスカウト、ガールスカウトら約六十人が参列し、十一万二千羽の折り鶴を「平和の像」にささげた。

 式典では、平和都市宣言の朗読や黙とうのほか、市立野栄中学校三年の伊東郁野さん(14)が平和作文を発表。「感情で動かず、納得いくまで話し合って問題を解決することが、平和の実現にかかわってくると思います」などと訴えた。

 また、「孫の時代も平和であります様に」「みさいるがなくなりますように」などの願いが書かれた短冊もつるした。折り鶴は十五日まで現地に掲げた後、広島平和文化センターと長崎原爆資料館に献納する。

 一九九七年から毎年開催している市の平和事業。折り鶴は高齢者団体や小中学校、福祉施設など四十三団体と個人三十一人から寄せられ、その数は過去最多となった。 (小沢伸介) 

 

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